
小利別駅に入線する始発列車
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小利別は北海道でも有数の厳寒の地で今では住む人もわずかとなり駅前には廃屋ばかりが目立つようになっています。かつては林業で栄えた町で市街には基幹産業としての木工場が核となり大きな集落を形成していました。なんとか残ってきたのふるさと銀河線も平成18年に廃止されてしまいます。
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ふるさと銀河線小利別駅。駅舎は建て替えられたきれいな建物です。駅西側には小利別市街をショートカットする国道が貫いていますが大正初期には大小八つ程度の木工所が立ち並んでいた場所でした。
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駅前から正面方向を見た写真。かつての本通です。大正初期には商店が10軒程度と理髪店が2軒、小利別郵便局、在郷軍人会館、警察官派出所、営林署担当区などが軒を連ねていました。今でも風格のある廃屋が幾つもあります。
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写真左は駅からすぐに北に向かう西一条。鉄道官舎が左手に立ち並んでいましたが今でもかつての官舎がわずかに残ります。北の花畑の看板が唯一の新しいものでした。右手にはかつては旅館つがる屋と民家が数軒ありましたが廃屋が一軒残るのみとなっています。写真右は南に向かう西一条。集乳所、魚店、炭店などがありました。
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さらに駅前を東に向かうと広い道路が現れます。これがバイパスができる前に小利別市街を南北に通っていたメイン道路です。大正初期には仲通と呼ばれていました。写真左は南側を撮影。料理店、医院などがありました。写真右は北側を撮影。商店、医院などがありました。
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南側は見回しても今では廃屋ばかりとなっています。
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北側には比較的新しい家屋、小利別消防会館などが左側にありました。
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そして右側にはつい最近まで営業をしていた小利別郵便局があります。
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さらに北側を進むとかつての学校宿舎と思われる家屋が数軒ありました。そしてその奥には昭和57年に廃校になった小利別小学校があります。校舎はとほ宿の夢舎として利用されています。
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駅前の通りを東に行き突き当たる小学校前に馬頭観音と乳牛感謝の碑があります。馬頭観音はさらに山側にあったものが移設されたのではないかと思われます。
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そしてさらに奥には神社があるのです。
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