茂岩神恵内道路開通記念碑と弁財澗



道路脇の断崖の上にぽつんと記念碑があります。大正11年9月に建てられた茂岩神恵内間の道路が開通した記念碑です。明治41年に村として道の開削を計画するもその想いは成し遂げられず、大正10年7月にその必要性が認められ道土木部が起工、 約半年の工期で完成したとありました。



写真左は南を望む。現道は茂岩トンネルに突入しますが海岸線に旧道の痕跡が認められました。写真右は北を望む。道路は改良が加えられ橋梁がひたすらに続きます。



碑から若干進み、再び南を撮影。道路右の丘に記念碑はありました。海が海岸線に深く入り込んでいますが、その入江はかなり深いようでした。手前の入江は弁財澗。



旧道はその入江をひとつひとつぐるりと周りこんで付けられていました。大正11年に開通した道はこの旧道だったと思われます。旧道の通った山腹には落石防止の柵が残っていたりしました。



北海道旅情報巻頭  3-9.ぐるり海岸線紀行

茂岩神恵内道路開通記念碑と弁財澗