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花沢温泉からさらに夷王山の麓の上ノ国市街を歩いていくと清浄寺を通り過ぎます。この寺も歴史があり松前専念寺の手により本堂は1766年に建立されたものですが、かなりその後に手が入っている感じでした。掛所道場の実態を示す貴重な遺構らしい。
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上国寺の手前にあるのが旧笹波家住宅です。北海道に現存する民家の中では最も古いもののひとつで置石屋根が特徴。平成4年上ノ国町が購入、解体修繕工事も完了し、新たな町の郷土館の一部となる予定です。
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上国寺本堂は北海道における木造寺院建築の中では最も古いとも言われるもの。調査によると本堂の建造は実際には桃山時代までは遡らず1757年頃と推定されます。しかしながらこの寺の開基は1443年でそんな時代からここに寺が存在したという事実は驚きに値します。
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上国寺に隣接してあるのがこの上ノ国八幡宮です。国道から少し奥まったところに本堂があり小さいながらも美しい境内です。この本堂の建造も1770年とほぼ上国寺と時代をほぼ同じとします。本堂正面を見上げたところにある木彫りの龍の見事さには言葉を失いました。私の2003年の初詣神社です。
さらにこの本堂の脇から勝山館を経て夷王山に至る散策路があるのですが、今回は雪深く登ることをあきらめました。
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(地域別情報4-2-2.上ノ国・湯ノ岱温泉に地図と周辺案内があります。) |