国鉄時代の桧山丸


■青森港に入港する夏の桧山丸

青函連絡船の青森港の対岸の岸壁が整備される前、まだ倉庫が建ち並ぶ当時のことです。岸壁で東京へ帰る列車を待ち時間を潰しているとゆっくり青函連絡船桧山丸が入港してきました。私のこれが初めての青函連絡船との出会いです。8月ということで桧山丸は旅客扱いをしていて、桧山丸の甲板にも多くの旅人の姿がありました。この時、私は一度は北海道へ行ってみたいなあと思ったのです。

■桧山丸全景

国鉄時代の写真のため煙突にはJNRのマークも。 この時の青森駅はまだ新しい駅ビルは立っておらず、りんごの露天が軒を連ねている味わい深い光景だったことを今でも覚えています。 いつの頃からか駅の風景はどこも変わらなくなってしまったのが私としてはとても寂しいです。


北海道旅情報巻頭  3-11.青函連絡船資料館
国鉄時代の桧山丸