羊蹄山の懐に抱かれて・半月湖



半月湖は羊蹄山の懐に隠れるようにある湖です。ニセコにも程近い場所にありますが、神仙沼などの知名度と比べると格段に劣る地味な湖です。

国道5号からの羊蹄山登山口の看板を目印に折れ、ちょっとだけ細めの舗装道路を上がっていくと、むやみに立派な広い駐車場に出ます。トイレもあります。ここが半月湖への出発地となります。

駐車場から散策路はゆっくりと登っていきやがて半月湖の周囲の外輪山的な尾根に出ます。道がいくつか交錯していますが案内板は完備され安心です。そして平坦な尾根をしばらく行くと半月湖に降りていく道にぶつかります。半月湖は窪地にある湖でここからは急な坂道を下っていきます。この下った分は帰りに苦労する登りとなる訳です。全行程で20分程度、帰りはもうちょっとかかるかもしれません。


湖は下っていく途中木々の合間から見える風景がなかなかよく、湖岸に早く出たいと思わせます。森に囲まれているためなんとなく暗い感じもある湖ですが、晴れた日に狭い湖岸でのんびりするのは逆にいいかも。

国道5号や真狩村を車で走っていたときにはいつも目にしていた羊蹄山は森が深いためか、駐車場から半月湖までの間、目にすることはありません。しかしながらこの湖は羊蹄山の恵みの水をいっぱいに満たした存在なのです。

(地域別情報4-5-2.羊蹄山麓・真狩に地図と周辺案内があります。)

北海道旅情報巻頭  3-4.川と水の風景
羊蹄山の懐に抱かれて・半月湖