4-1-3.恵山周辺


函館から恵山へ

函館から恵山へはかなり険しい海岸線をひた走ります。 海岸線の道路は改良が進みトンネルが増えましたが小さな漁村を巡る旧道も随所に健在です。 時間があれば恵山の行き帰りにそんな魅力的な道を歩くのも一興ではないでしょうか。 ただくれぐれも立ち入りが禁止されている危険な道路を歩かないようにして下さい。

■汐首岬

本州と北海道の津軽海峡が最も狭くなっているのがこの汐首岬と下北の大間岬の間です。 灯台まで登ればかなりの展望が開けます。 思わず見逃してしまうこともあるので看板を見落とさないようにしましょう。

■武井の島展望台

海岸線の険しさを実感できる展望台です。

■ふれあい湯遊館

老人福祉施設に併設された町営温泉です。

(日帰り入浴300円、10:00〜20:00、月曜定休)

(交通:函館-[バス75分]-戸井-[バス4分]-原木-[バス4分]-日浦-[バス18分]-恵山出張所)


恵山

道南の主要観光ルートからはずれているためなかなか寄ることができない場所ですが、 下北半島の恐山と同じような雰囲気をもち魅力的です。 周辺は温泉に恵まれていてそれをはしごするだけでも楽しいですね。

■恵山

噴火口から煙がうっすらとたなびくれっきとした活火山です。 幾つか登山ルートがありますがひたすら車道を恵山登山口から登り詰めれば車道の終点から山頂まではすぐです。 山頂からの眺めは下北を遠くに望みとても開放的です。 つつじの季節、5月〜6月に訪れるといいそうですが私はまだ行ったことがありません。

■水無海浜温泉

波が温泉に入って来るくらい海の間近にある野天温泉です。 ゆえに時間帯によっては満潮で水没してしまうことさえもあります。 適温になる時間は限られているので行ってすぐ入れた人は運がいいと思います。

■湯ったり館とどぼっくる

宿泊も可能な町営の温泉です。 水無海浜温泉に入れなかった時などにはここに行きましょう。

(日帰り入浴400円、10:00〜20:00)

■御崎露天風呂

ここも海岸線に位置する野天風呂です。 石田温泉のすぐ近く。

(交通:函館-[バス101分]-恵山出張所-[バス10分]-恵山登山口-[バス7分]-石田温泉/恵山出張所-[バス12分]-椴法華)

(交通:鹿部出張所-[バス76分]-椴法華)


南茅部から鹿部へ

道南はどうしても一部の観光地を目指してしまいがちです。 この南茅部から鹿部にかけての海岸線もかなり地味な地域で訪れることはほとんどないかもしれません。 しかしながらこの地域にはちょっとたまらない温泉が集中しています。 恵山を訪れて、さらにこの地にも足跡を残しましょう。 山が海まで迫る場所もあり滝も実は楽しめます。

■川汲温泉

川汲温泉ホテルで日帰り入浴を提供しています。 台場山登山のあとにいいのでは。

(日帰り入浴300円)

■台場山

ハイキングレベルの山ですが、道がちょっとわかりにくい所があるので注意しましょう。 見所はやっぱりうねうね続く丘陵森林地帯かな。

■大船下の湯

昔ながらの共同浴場の雰囲気を残した温泉です。 質素な造りで本当に温泉が浴槽になみなみと湛えられているだけです。 地元の人に愛されている温泉ですので大切に入りましょう。

(日帰り入浴200円、8:00〜22:00)

■大船上の湯

保養センター、ホテルひろめ荘とふたつの温泉があります。 入浴だけなら保養センターがいいかも。

(保養センター日帰り入浴300円、10:00〜21:00、第3水曜定休・ホテル日帰り入浴500円、10:30〜16:00)

■磯谷温泉跡

昔温泉があった所で源泉から川に温泉が垂れ流しになっています。 それなりの装備があれば。

■鹿部間欠泉

鹿部間欠泉が整備された公園として生まれ変わりました。 迫力よく吹き上げる間欠泉を眺められるだけでなく、足で温泉を体感することもできます。

(入場料300円、8:30〜18:00、冬期9:00〜17:00、第4月曜定休)

■鹿部温泉

幾つか温泉宿があります。

(交通:鹿部駅-[バス16分]-鹿部出張所・鹿部出張所-[バス12分]-磯谷-[バス26分]-南茅部役場-[バス38分]-椴法華)


北海道旅情報巻頭  4-1.函館・大沼
4-1-3.恵山周辺