銀屏風と絵鞆岬



銀屏風は地球岬の北に位置する金屏風の対をなす名前であり、標高差100mの断崖絶壁が続き、晴れた日には夕陽を照らすことになります。



陸路からの眺めは小さな谷の一角からの風景のため、全体の様相を確かめることは叶いませんが、海からは屏風の名の通り、断崖絶壁が続きます。断崖は標高100mから徐々に高度を下げ絵鞆岬に至ります。霧の日には海は望めませんでしたが、晴れた日は太平洋を見渡すことができます。



絵鞆岬は室蘭市を有する絵鞆半島の先端に位置する岬です。初めて訪問した時には霧で全く視界が利かない中で歩いていると太極拳をしている女性が現れ非常に驚きました。展望台は船の船首を模った形で遠く北西の海岸線を見渡せます。晴れた日には羊蹄山まで見えることもあります。



岬のすぐ脇には市営住宅があるのも不思議な風景。風が強い日が多いのではないかと人事ながら不安になります。室蘭港の湾口にある手前の小さな島はエビス島、大きな島は大黒島。



銀屏風方向を望む。




北海道旅情報巻頭  3-9.ぐるり海岸線紀行

銀屏風と絵鞆岬