江差線のなだれおおひ



江差線の吉堀−神明間は山越えの区間で雪崩覆いが5箇所ありました。廃線から約1年たった後に、その雪崩覆いのひとつを訪問してみました。道道5号線と江差線が交錯する地点から築堤に上り、雪崩覆いまで歩いていきましたが、わずか1年で枕木はぼろぼろ、線路も表面は赤錆で覆われていました。



雪崩覆いの銘板には「なだれおおひ 延長85m600 設計 青函船舶鐡道管理局 施工 札建工業株式会社 着手 昭和32年9月12日 しゅん工 昭和33年5月20日」と記されていました。この雪崩覆いは健在でしたが、さらに奥に行った先の路盤はトンネル工事のヤードとして整地されていました。中に入ると別世界となり静寂を感じることができるのが魅力です。



北海道旅情報巻頭  3-5.北の鉄路
江差線のなだれおおひ