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江別は石狩川の水運で栄えた町です。石狩川の支流、千歳川は国道12号線が越えていき、堤防に遮られた味気のない状態ですが、河畔には石狩川汽船の碑が立てられています。堤防下には空地も目立ちますがかつては倉庫が立ち並んでいたことが容易に想像できるでしょう。
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堤防下に残る筒井産業の倉庫は芝を保管する現役の煉瓦倉庫で大正期の造られました。屋根は庇が全くでない形式で妻面の上下4箇所の開口は建造当初からあったものです。
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同じく堤防下にある旧岡田家倉庫は煉瓦造、石造の倉庫でアートスペース外輪船として利用されています。外輪船とは明治時代に石狩川の水運に利用された外側に水車を付けた動力船のことです。やきもの21の看板の掛った木造の建物は昭和10年造の旧岡田家住宅です。
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その岡田家住宅の程近い場所にある煉瓦造の建物は旧江別郵便局で現在はアートシアターどもWの喫茶店になっています。この場所に郵便局があったこともこの地の繁栄を伝えてくれる事実といえるでしょう。
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江別神社と眞願寺。
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江別小学校も煉瓦が使われています。
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江別屯田第三大隊の火薬庫は江別尋常高等学校(江別小)の奉安殿として利用され、その後この地に移築されました。製造所の鈴木煉瓦の刻印があるとのことでしたが時間がなく見つけることはできませんでした。
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駅近くの岩田家住宅も非常に立派なもので江別の繁栄を今に伝えます。
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木村書店の倉庫は石造でした。
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駅前にはえべつみらいビルがありました。
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見晴台には戦時中、王子製紙江別工場が造る木造飛行機(キ106)を飛ばすためのの飛行場跡が造られました。今は跡地は緑地帯になり送電線が通っています。
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千古園は東西野幌開拓の北越殖民社の関矢孫左衛門の屋敷の跡地です。
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野幌神社の敷地には野幌開基七十周年記念館は小さな煉瓦造の建物です。
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フルーツガーデンかみやまの煉瓦の牧舎とサイロも魅力的です。
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西村久蔵のキリスト村跡地には十字架がぽつんとあります。
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参考文献 平成20年 江別・北広島秘境100選 青木由直
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