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シーニゲ・プラッテ編その2
 シーニゲ・プラッテの山頂駅の近くには一軒家の山岳ホテルがあります。
 山岳ホテルの楽しみは、アーベント・ロート(夕焼け)とモルゲン・ロート(朝焼け)と、その静寂にあります。したがって天候が悪いと、その良さをほとんど味わえないということにもなるので、予約して行くのはリスクが大きすぎます。
 大抵、飛び込みで大丈夫だと思われます。(ゴルナーグラートは難しいですがね。)
 写真右は、ヴェッターホルン(左)とシュレックホルン(右)が夕日に赤く染まったところであります。
 ふもとでは、仰ぎ見る山々も、少し離れてある程度の高さから望むと、見えなかった山頂も見えてきて、圧倒的な偉容を心ゆくまで味わうことができます。
 適度な距離感が、この展望台が古くから親しまれてきた理由であると思われます。
 写真右下は、ベルナー・オーバーラント三山のアーベントロートであります。
 手前のチュッゲンが少々邪魔ではありますが、それが逆に奥行きを与えているようで、組めども尽きぬ味わいとでも言うのでしょうか。特にこの日は素晴らしいものでした。
 目をラウターブルンネンの谷に移すと、すっかり暗く影を落とした谷の深い所と、ユングフラウからグロースホルン、ラウターブルンネン・ブライトホルン、ブリュムリスアルプと続く山々も順々に朱に染まっていました。
 この見事な夕焼けを作り出した夕日は、写真右であります。すっかり靄のかかったトゥーン湖越しに沈み行く夕日の見事なこと!
 ブリエンツ・ロートホルンの夕日も、ツェルマットのゴルナーグラートやシュヴァルツゼーの夕日もまた、素晴らしいものでありましたが、恐らくは、この日、私が初めて行ったスイスで出会えたシーニゲプラッテの夕日が、最も見事なものであったと思います。
 写真左は一転して、翌日の朝日であります。ヴェッターホルンの肩、グローセシャイデックの辺りから昇る最初の光をとらえたものです。
 シュレックホルンからアイガーにかけて輝きはじめた様子がわかります。

 写真右は夕日の沈んだトゥーン湖方面を朝の最初の光が届いたところです。朝の登山列車が着く前は、ひたすら静寂の中で光の色彩の変化を楽しめる時であります。

 ユングフラウ(写真右)も朝は随分違った落ち着きを取り戻し、夕焼けの華やかさとは違う様相を見せてくれています。

 写真左はラウターブルンネン谷の朝の様子です。ミューレンからの朝の写真とも比べて見て下さい。
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