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スイスのアルバム

ルツェルン〜ロイス川沿い編

 ルツェルンの象徴、カペレ橋が消失したのは、極めて残念なことでありました。
 放火とか失火とか言われ、「犯人」が捕まったりしていましたが、その後どうなったのでしょうか?
 ここでは、消失前の写真を中心に旧市街などを紹介したいと思います。
 写真左は駅側から、在りし日のカペレ橋を撮したものです。
 橋は、木造の屋根着き橋としては世界で最も古いものということでした。板絵が架かっていて、ルツェルンの守護聖人の話など、町の成り立ちに関わる物語の絵だそうでしたが、よく知りません。
 橋の上から眺める旧市街の風景は、華やかなもので、一度でこの町を好きになれるような気がしたものです。
 ワーグナーがここで作曲をし、結婚式をあげ、充実の日々を送ったことに由来してか、多くの音楽家がここを訪れていますし、ルツェルン音楽祭がそれに拍車をかけたようです。
 写真上のように、旧市街のロイス川沿いは、ホテルなどが建ち並び、一歩旧市街地に足を踏み入れると、不思議な細い路地が縦横に走り、ワイン・マルクとなどの広場が、アクセントとなって、魅力溢れる旧市街が広がっています。
 写真右は、そんな旧市街への入り口となるカペレ橋と水の塔、そして霞がかったピラトゥス山であります。
 写真左は、そのカペレ橋をホテル・デ・バランスのあたりから撮ったものです。駅の方、旧市街とロイス川を隔てて対岸は、銀行や郵便局、市立劇場などの新しい、そして少々いかめしい建物が並んでいます。
 写真右は、旧市役所の塔などを上の写真の対岸、イエズス教会の辺りから撮ったものです。随分と町の表情が違うように思えます。
 写真右は、イエズス教会をロイス川越にとらえたものです。川沿いに少し行くと、銀行などの厳つい表情から、少し柔らかな表情に変わりますね。
 このイエズス教会は、洗練されたバロック様式の代表的な建物で、ソロトゥルンの教会と共に実に美しい内装であります。
 ルツェルンに来て、ここを見ないで帰るのは実にもったいないことです。
 写真左は、更にロイス川沿いに下って、もう一つの木造の屋根着きの橋、シュブロイヤー橋から見たイエズス教会辺りの風景です。
 次の写真はそのシュブロイヤー橋をムーゼック城壁から撮ったもので、ちょっとした航空写真のように見えるのが、面白いところです。
 このシュブロイヤー橋にも板絵が架かっていて、そのテーマは「死と舞踏」。ペスト流行を主題とした、少々おどろおどろしいものですから、夜、懐中電灯で照らして見てみると、かなりの迫力がありそうですよ。
 週末には(だったと思う…)ロイス川沿いに市が立ち、野菜や果物、花などが売られます。のんびり歩き回るには、いいでしょう。駅のある方の川岸をシュブロイヤー橋の方に行くと、骨董品の市も(蚤の市と言うのでしょうか)開かれていて、いかにも古いが、使えそうもないものから、まだまだ行けそうだというものまで、いろいろ売られていました。
 購入する勇気は、まだありませんが…。
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