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ローザンヌの写真 その1

 駅にはオリンピックの五輪が飾られ、街角のポスターは演劇にバレエ、コンサートとあり、ここが大都市であることを思わせます。
 坂の街ローザンヌは、世界最古のアプト式ラックレールによる地下鉄が敷かれている街です。
 ちょっとルガーノに似ていますが、あちらはケーブルカー、こちらはラックレールによる電車という違いがあります。
 地下鉄のフロン駅(写真左)を出て、ハァハァ息を切らして坂道を登る(写真右)と、サン・フランソワ教会の前の広場に出てきます。(写真左下)
 大きな銀行があったりして、ひなびた山の村から出てくると、とまどってしまいます。
 サン・フランソワ教会には立派なバロック・オルガンが備え付けられていました。
 残念ながら聞けませんでしたが、果たしてどんな美しい音色を聞かせてくれるのでしょうか。
 昨年(一九九九年)の写真なのですが、少々曇っていたこともあり、教会の中は更に光量不足で、見事にブレてしまいました。(写真右)
 坂道を登ったり、降りたり、また登ったりとしながら行くと、ロシア民謡を歌っているストリート・ミュージシャンがいました。CDも売っていましたが、最近のスイスのストリート・ミュージシャンはほとんどCD販売も兼ねていますね。これも時代なのでしょうか?
 カメラを向けるとにっこりと笑って撮影を許してくれた優しそうなお兄さんでした。
 坂道を登って行くと、市役所前の広場で、この日は市がたっていました。(写真上左)
 広場の噴水には目隠しをして立つ正義の女神(先入観を排除する象徴だそうです)があり、市役所の塔と併せてなかなかいい雰囲気となっています。(写真上右)
 ここで少年モーツァルトが父に連れられての旅の途中に立ち寄り演奏をしたと記録に残っているそうですから、当時から文化の中心としてあったのですね。

 広場の横から更に登ると屋根付きの階段があります。(写真上左)登って行くと(これが結構きつい…故郷の神社の階段を思い出しました)カテドラル(ノートルダム大聖堂)の塔が見えてきます。

 これが見えてくると最後の一登りとなりますが、運動不足の方はちょっと覚悟して行く方が良いかも。
 ちなみにフゥフゥ言っていたのは家族では私一人でした。妻も二人の娘もサッサと登って行っちゃいました。なんと情けない…。(写真右)

 さてさてこの項、更に続く…