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						スイスのアルバム グリュッチュアルプ編
		夏のスイス、いつものミューレンで泊まっていた時のこと、朝からイーセンフルーに写真を撮りに行って来た帰り、グリュッチュアルプの駅の向こうに何やら白い煙と、ソーセージの焼けるにおいがしてきました。 　行ってみると何の集まりかは知りませんが、斜面にステージが作られ、屋台やら椅子や机が並んで、臨時営業？のレストランとなっていました。 　右の写真のパラソルの向こうに見えるのは、グリュッチュアルプの駅です。この年は改築工事の真っ最中でした。
					これは良さそうだと、一人旅の気安さから、屋台でソーセージとビールを買って、飲んでいると、お馴染みのアルペン音楽が流れはじめ、辺りの人たちが輪になって踊り始めたのです。
	いいなぁと思っていると、一段落して今度は、アルペン・ホルンの少し短いというか、手持ち演奏できるものでの演奏も始まりました。
							ここまでくれば、ぜひヨーデルが聞きたいものだと思い、ねばっていると、おじさんたちが正装して集まって来たではないですか。これは！と思って待っていると、待ちに待ったヨーデルをコーラスで歌いはじめました。 　アルプに響き、夕暮れ近くの大気に漂い、流れ去る歌声に、スイスの楽しいお祭りが一気に引き締まったように思えたのです。
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