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スイスのアルバム

グレッヒェン編

 ブリークからツェルマットに向かう途中に、ザンクト・ニクラウスというサンタクロースの名前の小さな村があります。
 そこからバスで20分ほどでしょうか、向かいの斜面を登ると日当たりの良いグレッヒェンの村に着きます。
 村から見上げたゼータールホルンのアーベント・ロートは忘れがたいものでした。(写真左)
 グレッヒェンからはハンニックアルプへとゼータールホルンに登るロープウェイが架かっています。
 まずは上の写真での荒れ果てた姿が印象的なゼータールホルンに登ってみましょう。ロープウェイで上がると更に見晴らしは良くなりってゆきます。(写真左)
 ロープウェイ駅前からはゼータールホルンへの登山口?らしき登り道がありましたが、岩がゴロゴロした所をわざわざ登るのは気が引けてしまい、軟弱な私は広い下りの道を選んだのです。(写真右下)
 所がこれまた大変急な下り坂で、しばらくして断念しようとしたのですが、帰る方が更に大変とわかり、そのまま行くことに…。月世界のように荒れ果てた岩だらけの道をひたすら歩くことになったのです。(写真左下)
 この月世界のような風景の向こうにアレッチ氷河が顔を出しているのが見えます。上の写真に写っている白銀の山は、ベルナーオーバーラントの山々だったのに気づくと、その中からアイガーやユングフラウを探してしまいますが、この時は雲に阻まれて確認できませんでした。
 しばらく降ると、右前方に小さなピークが見えます。ゆるやかに登っていくとこのゼータールホルンの尾根の反対側が見えそうなので行くことにしましょう。
 ピークばディステルホルンというようです。お決まりの十字架が立っています。ここからの眺めもまた格別のものがあります。(写真右)
 ピークからはバルフリンのピークとバルフリン氷河が望めます。3796メートルの山でサースフェーから見えるレンツシュピッツの前山に当たりますが、なかなか堂々たる山容であります。(写真左)
 もと来た方を見上げると、崩れかけたようなゼータールホルンが望めます。瀕死の山というか、あらかた肉がそぎ落ちて、骨と皮だけになったアルプスという感じがしました。(写真右)
 そこからしばらく降るとハンニックアルプです。
 ここからのヴァイスホルンは最も美しい姿ではないでしょうか?(写真左)
 ローヌ谷のほうを見れば天を突き刺さんばかりの「スイス版槍ヶ岳」のビーチホルンがお花畑の向こうに聳えていました。ハンニックアルプからロープウェイでグレッヒェンに帰っても良いですし、森の中をハイキングしても良いでしょう。(写真下)
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