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スイスのアルバム

ベー・ヴィラール・ブルタイユ鉄道編

 スイス・ロマンド(フランス語圏)の中でも、スイス国鉄のベー(Bex)から私鉄に乗って行くヴィラールは、大きなリゾートであるわりには、日本では全くと言っていいほど、紹介されていません。
 ここから行くコル・ド・ブルタイユ(ブルタイユ峠)への登山鉄道もちょっと珍しいものかも知れません。サース・フェーからグリュイエールへの移動の途中、少し立ち寄って見たときの写真を紹介したいと思います。
 写真左のスイス国鉄のベーの駅は昔のJRの駅のようで、何やら懐かしい作りでありました。
 ベーの駅舎の中には、コインを入れるとオルゴールが鳴るという古い「ジュークボックス?」がありましたが、壊れていました。今はどうなっているのでしょうか?
 駅前には路面電車が停まっています。青い路面電車はヴィラールまで行きません。赤い路面電車に乗りましょう。
 こんな路面電車で良いのだろうかと、不安になるほど、小さな電車です。車掌を兼ねた運転手が、停留所で停まっては、切符を売っています。バスのワンマンカーですね。
 乗っていると、意外とパワーがありますし、ラックをかけてガリガリと言いながら登りはじめると、結構急坂だったりします。
 グングン登って行くのですが、全体に標高が低いせいか、樹林帯の中ばかりで、なかなか視界が広がらないのが、ゴルナーグラートなどとは違う点です。
 地域の足という意味合いもあるのでしょうから、仕方ないのかも知れません。
 ヴィラールに着くと、とても大きなホテルも有りますし、ここがヨーロッパの人たちのお気に入りのリゾートの一つなのだということが実感できました。
 路面電車とはここでお別れ。ここでコル・ド・ブルタイユに行く登山鉄道に乗り換えです。
 写真右は路面電車を点検するヴィラールの駅員の人たちです。
 ここからの車窓は先ほどとは違い、ずいぶん視界が広がり、気持ちがいいものでありました。この時はちょつと天候が下り坂であったので、満喫するまでは至りませんでしたが…。
 コル・ド・ブルタイユの駅は、峠のちょっと下ったところに有りました。山岳ホテルもあり、もちろんレストランもあり、ここからヴィラールに向かってハイキングするのもなかなかいいだろうなぁと思いましたが、この時は天候もあまり良くなかったのであきらめ、記念写真だけとなってしまいました。
 ガイド・ブックにどうしてここが書かれていないのか、私には解りませんが、いい所のようでしたよ。天候さえ良ければ、ここでハイキングとなったのですが、この日はレストランで食事をとった後、急いで下りました。途中、ヴィラールの手前で嵐となり、雷は鳴るし、横殴りの雨は降るしで大変でした。
 途中の駅から、ハイキングを中止してずぶぬれになって乗り込んで来る人たちの中に、日本人はいませんでしたね。
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