チューリッヒを出て、ヴィルやラインハルトのヴィンタートゥーア、シャフハウゼンといった魅力的な町並みを過ぎて、アッペンツェルに近く、大聖堂のあるザンクトガレンは、今から四年あまり前、一週間近く滞在して、付近をウロウロしておりました。
ボーデン湖を行き来して、メールスブルクやリンダウ、マイナウ島やコンスタンツといったドイツ領もザンクトガレンに結びついて思い出します。
そのころ、ここがあのベーター・マークの生まれ学んだ所だということを全く知らずにいました。
緑の絨毯がずっと遠くまで広がり、所々に小さな実を鈴なりにつけたリンゴの木がやさしい木陰を作る、そんな風景は、万年雪と氷河のスイスとは違うもう一つの原風景のような気がします。 |
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