『労働運動』 1997年6月号(No.387)
新日本出版社発行
A5判・240ページ 定価730円 (税込)送料92円
特集/派遣労働者 実態と結集の課題を探る
生産ラインに青年派遣労働者<ダイハツ> 潮 正太郎
情報案内 半数がパート・派遣<NTT> 鈴木 幸恵
郊外店は5割が派遣社員<都市銀行> 木村 絣
一般職採用ゼロ 急増する派遣<商社> 前田 あゆみ
派遣先に雇用責任の画期的判決 山崎 貢
今日の雇用流動化と派遣労働 史岡 朋道
派遣労働と労働法制改悪 藤井 正人
派遣労働めぐる国際動向と労働者の権利 脇田 滋
(目次)
一 業務請負・委託形式による派遣労働・フリーランスの拡大
1 派遣労働関係で働く労働者の無権利
2 偽装的な請負・業務委託の拡大
3 フリーランス(名目的自営業形式)労働者の増大
二 ILOにおける契約労働条約批准の動向
1 職業紹介の国家独占の原則と有料職業紹介の規制
2 労働者派遣事業拡大に対応する新たな規制
3 非正規雇用への新たな規制と契約労働条約の動き
4 契約労働条約・勧告の内容
(1) 文書の形式
(2) 条約のために提案された結論
(3) 勧告のために提案された結論
5 派遣労働者の権利を守る法的規制の課題
(1) 欺瞞的な政府・財界の労働法制改悪
(2) EU諸国なみの労働者派遣法に
A 平等待遇・同一労働同一賃金の保障
B 違法派遣の場合の使用者責任
C 派遣労働関係と受け入れ先との団体交渉
D 社会保障上の権利
E 労働者の人格権・プライバシーの保護
F 労働基準監督・職業安定行政による取り締まり強化
三 増大する派遣労働者の権利を守るための労働組合運動の課題
1 これ以上の派遣的労働関係の拡大に歯止めを
2 違法派遣の摘発
3 労働協約の拡張適用による弊害の緩和
4 派遣労働者の組織化と団体交渉
表 労働組合の組織率と労働協約適用労働者(1990年)
(この表のグラフはclick here)
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