「88歳の願い U」ご購入のお願い
発行 ホームヘルパー派遣訴訟を支援する会
発行日 1997年8月31日(B5版 98頁)
目 次
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代表からのごあいさつ 庄谷 怜子(大阪府立大学名誉教授) 木下 秀雄(大阪市立大学教授) ヘルパー派遣訴訟は1996年4月4日提訴依頼、1年を経過し、6月18日の第1回公判から今日まで7回の公判が開かれました。提訴まもなく6月に結成された「支える会」参加者・参加団体は、大阪はもとより各地方に広がりました。97年5月9日には、提訴1周年記念集会「どうなってんの? なにわのホームヘルパー制度」が開催され、「クレオ大阪」の会場へは、320名の多様な顔ぶれの市民が参加し、この問題に各方面から強い関心が寄せられていることを痛切に感じました。いま、「支える会」参加者は395名となり、この問題に切実な関心を持つ人波は、まさに燎原の火のように広がっているといえまししょう。 それだけではありません。毎回の公判後に開かれる報告集会での発言を聞いていると、介護という問題をめぐって、議論の中身が深まり、共通の問題の根が明らかになっていく様子がよく分かります。サービスを受ける高齢者と介護するヘルパー、常勤ヘルパーと登録ヘルパー、介護に苦しむ家族と福祉担当公務員、これからの老後生活を考える市民グループなど、それぞれの利害、立場、思いが交錯し、時には鋭く対立した初期の発言から、真剣で率直な意見交換を経て、問題の本質が浮かび上がってきているように感じます。 この裁判にみられるように、わが国では、社会福祉のメニューは出揃っても、生きていくのに介護が必要になった時に、実際に必要なだけのサービスが、権利として保障されていない。ところで今日では、家族の規模が2.9人になり、女性も働く時代になっています。成人した人はいつまでも家族に依存せず、社会的に支えあって生きていきたいのです。基本的な介護は社会的・公的に提供し、そのうえで家族は余裕をもって暖かく心ゆくまで世話をするというように発想を転換する時代ではないでしょうか。 福祉サービスの権利性は、まだ十分確立したものになっていません。私たちは憲法の保障する健康で文化的な生存の権利を、サービスの分野でも確保するために、草の根市民として強力な運動を展開しようではありませんか。 さて、裁判もいよいよ証人尋問に入り、山場にさしかかろうとしています。皆様の熱いご支援を心からお願いする次第です。 |
価格は1000円(学生500円)(郵送料別)で、代金は訴訟を支えるための活動に充てる予定です。
訴訟への支援の意味も込めて是非ご購入頂きたくお願いいたします。
ご購入頂ける方は、下の「申込書」に住所、氏名・連絡先等をご記入のうえ、
天王寺法律事務所 弁護士 竹下育男(〒543 大阪市天王寺区逢阪2丁目3番2号成安ビル3階、FAX06−772−7526)まで、
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すぐにパンフレットを郵送させていただきます。お支払いは、パンフレットを郵送するときに振替用紙を同封致しますので、お近くの郵便局にて代金と郵送料をお振り込み下さい。(まとめて申し込まれた方は冊数により、郵送料の割引か、当方負担もいたします)。
本パンフレットに関するお問い合わせも竹下まで、FAXでお願いいたします(返信先明記のこと)。
ホームヘルパー派遣訴訟を支える会パンフレット 「88歳の願い U」申込書
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