1月31日〜2月2日の日程で、所属学年の2学年でスキー林間が計画されていた。筑波の研修とバッチリ期間が合ってしまった。出張のために林間には参加しないことを生徒に伝えると、「ボクたちのスキー林間より大事な出張なの?」と言われ、ググッとくる。素朴な疑問なだけに、返答に困った。20時間あまりの補欠の段取りを整えたが、何人かの先生から「自習のことは気にしなくていいよ。授業で取るから課題もなくていいよ。」と言ってもらったのは本当にありがたかった。
1月28日は土浦に前泊する事になった。掲示板で「一緒に泊まらないか」とよびかけると、38人が集まり、鈴木(茨城)さんが幹事として段取りを整えてくれることになった。掲示板やメールのやりとりはしていたけれど、顔を合わせるのは初めて。特に大金さん(栃木)、ヤゾロシカの道添さん(鹿児島)、珍事を巻き起こしそうな予感をさせる女性AKKO(鹿児島)、同じ北京赴任となる高橋さん(仙台)・柳井さん(神戸)に会うのが楽しみだった。
大人数だから夜の宴会でも、全員とゆっくり話すことはできなかった。でも、やっぱり、みんな想像に違わず個性的で、「オモロイ、ケッタイ」な面々だった。
筑波の研修で感じたことをいくつか挙げてみたい。
研修の講義の内容は様々だけれど、もっとスリムにできるものもあると思う。できるなら、現地ですぐに仕事を開始できるような準備にもっと時間が欲しかった。毎日、同じ学校同士で集まって相談をしていたけれど、十分な時間があったとは言えなかった。
業者との打ち合わせについては、研修前に十分な予備知識と情報−−特に銀行・引越・保険−−が必要だ。派遣教員を対象にした商売では億単位の金が動く。筑波にやってくる業者にすれば、少人数のスタッフで、ほぼ独占的に契約がとれるオイシイ商売だ。「悪意的だ」とまでは言わないけれど、ぞんざいな扱いをしたり、派遣教員自身の情報不足をいいことに、ふっかけるような対応をする業者もいる。それでなくてもコマゴマとした手続きが続くのに、ストレスの原因ともなる。
宿舎が2カ所に分かれるのは、450人という人数の関係からやむをえないとは思うけれど、「研修センター」に、一人派遣者や少人数派遣組を配置するのは疑問だった。そういう人たちとこそ交流したいと感じていたのは私だけだろうか?
最後の夜には、「情報交換会」と言う名の宴会が催される。泉課長や三上専門官が「少ない言葉の中に多くの情報をこめることが大事だ」と、よく言っていた。三上専門官の乾杯のことば、「世界が平和でありますように」は、心にしみた。
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