98年2学期(1)




 2学年の2学期。いろいろとヤヤコシイ事例が発生する時期だ。ご多分にもれず、夏休みに生活を崩した生徒の問題行動やら欠席が何件か出てくる。指導の中で生徒と話をするたびに、「こんな話をするのは、これが最後かも…」といった言葉がついつい」出てしまう。
 中学校の場合、3年間という長さで生徒や親との関わりを考えることが多い。一時的には反発や衝突があったとしても、3年間の中で信頼関係ができればいい。しかし、今年については、親から「先生に任せるわ。煮るなり焼くなり、好きにしてくれていい」と言われるのが逆につらかった。

 夏休みに発足した掲示板も、ジワジワと書き込みが増え始めていった。高知の和田先生がリンクしてくれたことの影響が大きかったと思う。無料掲示板だと、書き込みが50件しか残らないため、初期の書き込みが消え始めた。たいしたやりとりではなかったのだけれど、妙に惜しくなってきた。そこで有料掲示板にすることにした。1年間の費用は約3000円。そんなに負担になるものでもない。パチンコ1回勝てばこれくらいにはなる。有料掲示板になると、アクセスカウンターがつく。驚いたのは日に100〜150くらい数字が上がっていくことだ。書き込みをしている人は30名ほどなのに、覗いている人の延べ数がこれほどとは思わなかった。

 大金(栃木)さんとの掲示板での出会いもなかなかだった。彼の学校にはサーバーシステムが設置されており、それが町のサーバーでもあった。彼の中学校のHPも魅力的だった。その中に大金さんの写真もあった。写真だけを見たときの第一印象は「きっと、オレより年上だろう。海外派遣なんてのを受けるんだから、変わった人だろうなー。まして、理科の教師の中にはケッタイな人が多いからなー」なんていう失礼なものだった。その大金さんが、「持ち物」や「掲示板回顧」のHPをアッサリとアップしてくれたのはオドロキだった。
 道添(鹿児島)さんの印象もおかしかった。小学校の教務ということで、かなり真面目な堅物かと思っていた。しかし、トンデモナイやつだった。鹿児島といえば、AKKOもそれ以上に変なやつだった。しかし、直接会って話をすることに期待を持たせる面々だった。
  



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