花粉症の予防

スギ花粉など、ある特定の花粉が目に入ったり、鼻から吸い込まれたりすることに
よって起こるアレルギー症状を花粉症といいます。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目
のかゆみなどを防ぐ日常生活での対策を工夫することで、症状を軽くすることがで
きます。

花粉情報をキャッチ:スギは2月〜5月、ヒノキは4月〜6月、ブタクサは8月〜
11月に花粉が飛びますので、アレルギーのある人はこの時期には、より注意しま
しょう。雨上がりの翌日、風の強い日、気温の高い日などは花粉が多く飛ぶので、
気をつけてください。新聞、ラジオ、テレビなどのスギ花粉情報も役立ちます。

外出時は三種の神器を:メガネ、マスク、帽子は花粉症の人にとって大事な防具で
す。外出の時は必ず身につけるようにしてください。また衣類は化繊のサラサラし
ているものの方が、花粉が付きにくいようです。

室内への花粉侵入をブロック:掃除の時以外は窓は開放しないでおきましょう。ふ
とんや洗濯物は取り込む際に花粉を十分払い落としておく必要があります。外出か
らの帰宅時には玄関先で服をよくはたくことを心がけて下さい。

こまめに室内掃除:室内に入ってしまった花粉は掃除機やぬれ雑巾で、ていねいに
除去しましょう。空気清浄機などもうまく使ってください。

抵抗力をアップ:体の調子が落ちていると症状も出やすくなります。ストレスや睡
眠不足を避けて、規則正しい生活をして体調を整えましょう。タバコはやめて、お
酒もひかえめにして下さい。風邪は症状を一層悪化させるので、ひかないように注
意しましょう。また、こまめにうがいや洗眼をすれば、花粉も洗い流されて楽にな
ります。

上手な薬の使用を:抗アレルギー薬は花粉に対する体の反応を鈍くする作用があり、
状の出る2週間前から使うとより効果的です。点眼薬や点鼻薬はいつも持ち歩いて
、定期的に使用してください。また薬で眠くなるような人には漢方薬などもありま
す。薬は医師の指示に従ってタイミングよく使いましょう。