インフルエンザ

インフルエンザは風邪と違うのですか？
　インフルエンザは風邪の一種ではありますが、普通の風邪に比べて全身症状
がはるかに重いのが特徴です。気管支炎や肺炎などを合併しやすく、ご高齢者
や体力の弱い方では命にかかわることもありますので、注意が必要です。
　
どのようにしてうつるのですか？
　インフルエンザにかかった人が咳やくしゃみをすることにより、ウイルスが
空気中に広がって、それを吸い込むことにより感染します。

どんな症状ですか？
　突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などが特徴で、のどの痛み、咳、鼻水な
どもみられます。全身倦怠感が強く、寝込んでしまうことが多いです。

どうしたら予防できるでしょうか？
　流行期には人ごみを避け、常日ごろから十分な栄養や休息をとりましょう。
感染の広がりには空気の乾燥も関係するので、室内では加湿器を使うのも大事
です。外出時のマスクや、帰宅時のうがい、手洗いもお勧めします。しかし、
最も基本的な予防法は、流行前に予防接種を受けることです。

予防接種の有効性
　インフルエンザ予防接種の有効性は、世界的に認められています。65歳以上
を対象とした調査で、予防接種を受けずにインフルエンザにかかった人の34％
〜55％は、予防接種を受けていればインフルエンザにかからずにすんだことが
報告されています。また、予防接種を受けないでインフルエンザにかかって死
亡した人の82％は、予防接種をしていれば死なずにすんだと言われています。

予防接種はいつ受けたらよいでしょうか？
　予防接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに２週間か
かり、その効果は５ヶ月間続くとされています。したがって、流行時期の前の
12月中旬までに受けることをお勧めします。