ダイエットのコツ(その3)



油を使った料理は避ける。
 揚げ物や炒めものなどの油を使った料理は、全体としてどうしてもカロリーが多くなってしまいます。そのためダイエットにはあまり向いていません。たとえば肉料理であれば、テンプラ、カツ、フライ、肉炒めなどよりは、網焼き、煮物、蒸かしたもののほうが低カロリーです。また電子レンジを使って料理や下ごしらえなどをすると、油を使わないでうまくいきます。どうしても油料理がしたいときは、テフロン加工のフライパンを使って、焦げない程度に油の量を減らす努力をしてください。

薄味にする。
 味が濃いとご飯の量も相対的に多くなり、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。塩分を控えめにして薄味に慣れるようにしてください。素材そのものの味を楽しめるようになると、ゆっくりとよく噛みしめて食べることが好きになるので早食いを防げます。

食事中に休憩を入れる。
 以前にも説明しましたが、脳が満腹と認識するには食べてから少し時間がかかります。パクパクと一気に食べてしまうと、脳が満腹と気づいた時にはすでに食べ過ぎています。そこで一膳めを食べてお代りをしたいときに、お茶でも飲んで10分間の休憩を入れてみてください。サッカーならばハーフタイムというわけで、新聞を読んだりテレビでもみていてください。すると脳に食事をとったという情報が届き、食欲が抑制されます。まあ、試してみてください。

運動を心がける。
 食事療法だけではダイエットは片手落ちです。運動をして筋肉や心肺機能をきたえ、太りにくい体を作ることも大事なダイエットの方法です。ウォーキングで1日30分くらい歩けるといいですね。もしも時間的余裕がなければ、寝る前に軽いストレッチングや体操をするだけでも違いますよ。

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