下痢をしたときの食事


 下痢をしたときは少しでもお腹を休めることが大切です。かといって何も口に入れ
ないのでは干あがってしまいます。以下の事を守り十分な休養をとって、早く治すよ
うに心がけて下さい。

 下痢のひどいとき:何を食べてもすぐに下ってしまうときは、脱水症を防ぐ意味で、
水分だけでも取るようにしましょう。白湯、お番茶、ポカリスエットなどのようなスポー
ツ飲料水(冷たいのは避けて室温にしたもの)などがよいでしょう。一気に飲み過ぎ
ると気持ち悪くなることもあるので、少量をなるべくこまめに補給しましょう。

 下痢が少しおさまってきたら:柔らかめの食事をゆっくりとよく噛んで食べて
下さい。お勧めは、
主食:お粥、柔らかめに炊いたご飯、食パン、よく煮込んだうどん
副食:肉ならば脂身の少ないもの(ささみ、ヒレ肉、もも肉)
   魚ならば白身魚(たい、たらなど)
   卵ならば半熟ゆで卵や茶碗蒸し
   大豆製品(豆腐、納豆)
   乳製品(ただし牛乳は暖めて。ふだん牛乳で下痢をする人は避けて)
   よく煮込んだ野菜(大根、ジャガイモ、人参など)

避けた方がよい飲食物は、
   冷たいもの:氷、アイスクリーム、炭酸飲料水
   油っぽいもの:天ぷら、炒め物、肉の脂身
   かたいもの:いか、たこ、ごぼうやセロリなどの食物繊維の多いもの
   刺激の強いもの:カレー、キムチなどの辛いもの
   カフェイン:コーヒー、紅茶、緑茶
   アルコール類