外反母趾

 足の親指が小指側に向かって曲がってしまい、いわゆる「くの字」の状態になる変形性疾患を外反母趾といいます。原因は体質による遺伝的素因と、足先の狭いヒールの高い靴を履いていることによる習慣的要因があります。進行すると足の裏にタコができたり、親指付け根の出っ張ったところが痛んだりする(バニオン)ようになるので予防が大事です。

治療と対策

なるべく裸足でいる時間を多くする

下駄やサンダルなどの鼻緒のついた履物を履く

足指の運動を行う
   足指じゃんけん
   タオル寄せ運動
   ホーマン体操(ゴム紐を使用して親指を引っ張り合う)

足指のストレッチングやマッサージを行う

自分の足にフィットした靴を選ぶ
   小さすぎても大きすぎてもダメ
   親指の付け根が当たるときは靴の革を伸ばす処理をしてもらう
   TPOに合わせて靴をこまめに履き替える
   靴の中に足底板(インソール)を入れる(当院で作成できます)

テーピングや外反母趾矯正装具を着ける

手術療法


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