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 自分や友達の現在の状況をお知らせください。

社団法人 神奈川県社会福祉士会

38R 本多 洋実
さん

         紹介者 38R 飯山 富夫 さん

東日本大震災救援活動に専門職ボランティアとして参加して331日から46日まで、東日本大地震岩手県救援活動の支
援のため、盛岡の岩手県庁で活動してきました。これは社団法
人日本社会福祉士会の救援活動で、私は第一陣として派遣され
たものです。今回の私の担当は県庁舎の1階の県民室(ロビー)での、安否
確認と福祉相談です。ここは多くの県民が情報を求めたり、休憩
したりする事が出来る場所で、暖房が効いて快適でした。しかし
外は小田原に比べれば寒く、晴れていても雪がちらついていました。その県民室の一角で担当した相談の内容は重く暗いものでした。
岩手県災害総合窓口・社会福祉士相談員として働いてきましたが、
相談に訪れる人の多くが安否確認です。

初老の男性が奥さんを探しに来て、県の情報の中から検索をしますが、「やはりいませんか・・」と帰って行かれました。肩を落とした後ろ姿をただ見送るばかりです。

また、3歳の子とその母親が行方不明で探している人達が手分けして県庁を訪れ、私と一緒にパソコンで避難者名簿を探しました。結局見つからず、絶望的な状況を受け入れなくてはなりません。

ボランティアが、被災地で拾ったアルバムを届けに来ました。結婚式の写真がいっぱい入ったものです。前向きに考えて、いつかきっとご本人の手に渡すことができると信じたいです。

岩手県の被災情報のすべてが集中するところに身を置いて、被災者の嘆きや悲しみの訴えを傾聴し、何かボランティア活動をしたいという人々に情報を提供してきました。数えきれないくらいの悲しい話がありました。被災者の気持ちを尊重しながらの相談でした。

他にも他県から知人を探しに来る人、救援物資を持ち込む人、海外のNPO団体の訪問やら、いろいろと気苦労が多い仕事です。

自衛隊・海上保安庁・消防・警察等々が集まる災害対策本部を覗きました。制服組が頼もしく見えました。

 この活動は4月いっぱい継続します。その後は地元岩手県社会福祉士会の会員にバトンタッチしていきます。

 5月は岩手県沿岸部での福祉相談支援活動に出かける予定です。


  





36R 酒井 慶章
さん

         紹介者 35R 山崎(山室)ひろ子 さん
ご心配ありがとうございます。
ホームページからのメッセージが送れませんでしたので
こちらへ返信させていただきます。

登録の住所は当時の転勤先の住所でした。
現在は、鎌倉市大船にある事業所に勤めており下記の署名欄
のとおり菩提寺のある茨城県龍ヶ崎市に居を構え長距離
通勤の日々を過ごしています。
先般の震災ではお陰さまで特に被害はありませんでした。

両親はまだ小田原におりますが、ゆくゆくは一緒に暮らす
予定です。

遠方へ離れたこともあり、旧友とは年賀のやり取りに留まって
います。
機会があれば、懐かしい皆様とも会えればと思いますので
こちらへご連絡いただければ幸いです。

まずは御礼まで




38R 中原(二宮) のりこ
さん

         紹介者 35R 山崎(山室)ひろ子 さん
    

のり子さんは、北里大学薬学部卒業後、薬剤師として勤務していた小田原市立病院に実習に来た医学生の中原利郎さんと知り合い、1981年に結婚。二男一女に恵まれ、ママさんサッカーで活躍しつつ、平和な家庭生活を送っていました。

しかし、1999年、小児科勤務医だった夫利郎氏が、過労自死…。夫の遺志を受け継ぐ決意をしたのり子さんは、小児医療の改革、小児科医の勤務状況の改善などを訴えて、利郎氏の過労死認定を求める行政訴訟、夫の勤務先病院を相手取っての民事訴訟と二つの裁判を闘ってきました。この間、薬剤師として生計を支えつつ、講演活動で全国を飛び回っています。また、昨年10月には初孫が誕生し、おばあちゃんになりました。このような超多忙な日々にもかかわらず、西湘高校15期同窓会幹事会には、東京から駆けつけて、特に2次会を多いに盛り上げてくれています。

昨年3月、行政訴訟は全面勝利して、過労死と認定されました。しかし、民事のほうは不当にも敗訴し、高裁で闘い続けています。5月12日には、のり子さん自身が証言台に立ちます。

6月28日には勤務医の労働環境を考えるシンポジウムも開催されます。(「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」主催、お茶の水の医科歯科大学にて)

詳しくは、「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」のホームページhttp://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/ を是非ご覧ください。

(ホームページには、支援する会の会報のバックナンバーもあり、毎号にのり子さんのメッセージ、6号には、山崎の裁判傍聴記も載っています)


のり子さんからのメッセージ

「同窓生の皆様、署名へのご協力や励ましをいただき、ありがとうございます。

私達家族のような悲しい思いを繰り返させてはいけない、夫の理不尽な死を到底受け入れることができない、こんな気持ちから発した行動が、今、多くの方々に応援していただいています。

より多くの同窓生の皆様に、私達の活動を知っていただきたい。そして、誰もが過ごしやすい社会になるように『支援する会』を応援してくださいますようお願いいたします。

卒後35周年同窓会での皆様との再会を楽しみにしています!」