闇金大騒動!

■ペンネーム「子クッパ」さんからの投稿です。

 2回目の投稿になります。
 今回は「電話勧誘」兼「脅迫もどき」の経験をしたので、早速報告します。
 
 
 どうやら私の勤めてる会社の社員がお金を借りに行ったみたいなんです。
「ア○フル」や「武○士」ではなく、DM等で郵送されてくる「低金利・高額融資」系の会社へ…。
 その社員は金策に困っていたらしく、少しでも金利の低い所で…と考えていた矢先に、そのDMが入ってきたらしく、つい電話をしたみたいなんですね。
 ただ、そこで50万の融資を受ける(借りる)のに、何故か12万円の手数料が必要みたいなんです(笑)。
 その社員も、さすがにそこまでは阿呆ではなかったみたいで(40代後半のおっさんなんです)借りなかったんですが、悪い事に「申込書(押印・自署サインなし)」は向こう側に回収されたみたいなんですよ。。
 
 さ、ここからが本題ですw 長い前置き、すいませんでしたm(_ _)m
 先月の中旬頃から、こんな電話が会社にかかって来る様になりました。
 
私 「はい、クッパ城株式会社(私の勤務会社)です」
悪男 「あぁ、クリボー君(借りようとした会社の社員)いますかぁ?」
私 「今不在なので、ご用件を承ります」
悪男 「あぁ、なら用ないわ。本人いる時、この番号に電話する様言ってくれ。080…」
私 「会社名とお名前、伺ってもよろしいでしょうか?」
悪男 「タケダって伝えてくれれば、分かるから」
私 「…分かりま…<ガチャン!>」
 
 もう腹立たしい程に横柄な態度で話しをしてたので、今でもはっきり覚えています。
 ただ、私の会社の取引先は「官」と「民」の割合が8:2で「官」が多く、こんな話し方をする電話はしょっちゅうなんで(笑)、いちいち腹立てても仕方ないんですよ。
 
 クリボーに電話の旨を伝え、その場は終わりました。
 
 しかし、それからもこんな電話が続いたので、直接クリボーに聞いてみたんです。
 そしたら、取引先ではなく「個人的」な電話だとの事。
 この辺りから、私自身も「もしかしたら…」思い始めました。
 いかんせん、日を追う毎に「タケダ一味(約6人位)」からの電話内容が「ヤクザまがい」に変わっていってたのです。
 
私 「はい、クッパ城…」
悪男 「(メチャ大きい声で)金借りたクリボーおるかぁ!!」
私(驚) 「聞き取れません」
 
 いや、もう本当に声が割れに割れて聞き取れなかったんですよ。
 ただ、あれだけビックリしたのも初めてでしたが。。
 
悪男 「これ以上大きい声出せるか、アホ!」
私(冷静) 「いえ、そのトーンでお願いします」
悪男 「ウチから金借りたクリボーはそこにおるか、聞いてるんだ!」
私(普通) 「おりません」
悪男 「かくまってるんじゃないだろうなぁ!」
私(ウザイ) 「個人的なお話ですか?」
悪男 「おたく、クリボーがとんでもない事したの、知らないんだろう!?」
私 「いえ、知りませんが…」
悪男 「(若干誇らしげに)…ウチから金借りとんのじゃあ」
 
 いやいや、冒頭で言っていたよw
 しかも面白いのが、明らかに関西以外の人なのに、胡散臭い関西弁を話しているのです。
 私も関西人ではないのですが7〜8年程住んでいた上に、嫁さんが関西人なので、馴染みはあるんです。
 
 面倒になって途中で切ったのですがそれ以降、お昼休み時間に会社の電話回線の内、3回線を占有して電話がくるようになりました。。。
 
 私の立場上、電話に出るのは朝と夜だけなので、昼間に電話番をしている総務の女の子が参ってきたみたいなんです。。
 それでさすがに社長の耳にも届いたらしく、尋問は開始されましたww
 
 実際に借りてないみたいなのですが、銀行口座を教えていたので、勝手に2万円が振り込まれていたみたいなんです。
 そして、それと不完全な申込書をタテに、クリボーにも毎日電話がいってた様子。
 恐ろしく強引な手法ですよね…w
 
 そして先月の下旬からは脅迫と勧誘の電話が会社に鳴り響きました。
 
悪男(怒) 「おたくの現場で事故起こすぞ、コラァ」
悪女(艶) 「クリボーさんに会いたいんですが、居場所教えてくださ〜い」
悪Fax 「事業資金の融資、3000万まで即決。いますぐお電話を!」×5枚
悪男(怒) 「お宅の会社は社員がプライベートで何してもいいんか?」
悪女(笑) 「事業資金にお困りありませんかぁ?弊社では無審査で…」
 
 本当にすごかったんですよw
 これ、全部1番違い程度の電話番号からかかって来るんです。
 
 クリボーに対する非難・中傷と、会社宛に送られるFAXの嵐。
 さすがにこの頃になると、番号指定着信拒否と非通知拒否をし、弁護士に相談して対策を立て、警察に相談しました。
 するとさすがに、電話やFAXが止んだのですが…。
 
 そしたら最後の悪あがきで、社長宅とその町内会全域に電話が行くようになったんです。
 
悪男 「クッパ城株式会社のクッパさん(社長)が借金した。お宅が連帯保証人の判を付いている。どないするんや!」
 
 残念ながら、社長の住んでいる町内会での社長の評判は
「病弱だが、気前の良い男前」
 で通っているらしく、誰一人信じていませんでした。
 もちろん、誰もそんな判を押した記憶もないですしねw
 
 ただ、これだけしつこかったのもおかしいと思い、私がクリボーに聞いてみたんです。
 そしたら案の定、2万円振り込まれた後に業者からの電話と勢いに負けて、手数料込みで8万円払ったみたいなんですね。。
 
悪男 「これで最後にしたるから、手数料込みで8万払え」
 
 すっきりしたかったんです…とクリボーは言っていましたが、正常な判断が出来る状態なら「払って最後になる訳がない」とも分かるでしょう。。
 恐るべきは、悪徳業者…ですよね。
 ちなみに2月13日現在、もう電話もFAXもありません。
 これは、弁護士のアドバイスと警察の迅速な対応が効を奏したと思います。
 
 と言う事は、今は他の誰かがシンドイ目に逢ってるかも知れないんですよね…(T T)
 
 やっぱりお金は借りても良い事ないですよ。
 自分の稼ぎの中で、コツコツやってるのが一番です。

■子クッパさんから2回目の投稿です! ありがとうございます。
 
■闇金→押し貸し の強烈なコンボでしたね。
 しかし・・・これはちょっと・・・「道徳に反する(悪徳)」というよりも、既に最低ラインであるところの「法律に反する」の世界のような・・・
 終わりよければ・・・と笑い飛ばすこともできますが、連中の攻撃に晒されていたその時は、本当に大変だったことだろうと思います。
 最後の嫌がらせに、無差別個人攻撃というのも・・・。本当に、社長さんのお人柄が良かったんですね。いや、何事もすべからく日頃の行い、と。
 
 まあ、確かに、ちょいと電話で脅すだけで、濡れ手で粟よろしく「8−2=6万円」儲かったわけですから、エセカンサイジン科ヤクザモドキがエキサイティングするのも解ります。
 解りますけど、約6人という人数で一ヶ月間、入れ替わり立ち代り電話をかけたりFAXを送ったり、社長さんの個人情報を調べたり・・・。しかもそれは色んな意味で非常にリスクの高い仕事なわけで・・・。
 これって、もしかしなくってもすっごい赤字!なのでは・・・。
 
 そうすると、もしもクリボーさんが再び奴らの攻撃に屈してしまった日には・・・一体何円請求されるところだったんでしょうか。恐ろしい話です。

(2006.3.14)
(参考)
この他の、子クッパさんの投稿は以下の通りです。
東京都の「す〜」(笑)