謎の電話6

■ペンネーム「のこ」さんからの投稿です。

 相手は何者かわかりませんが、主人の留守/在宅状況を確認する不審な電話が4回かかってきて、迷惑しています。
 発信者の性別、年齢、名乗る名前(時には会社)もばらばらですが、やりとりは皆同じです。
 
 相手 「(名乗らないか、早口で聞き取りづらい社名を言う)○○さんのお宅ですか?」
  私 「はい」
 相手 「××さん(主人の名前)ご在宅ですか?」
  私 「勤務中ですが/おりませんが」
 相手 「あぁ、奥様ですね。失礼しました」(間髪いれず)ガチャン!
 
 3回目からは、明らかにおかしいと思ったので、しつこくどこの誰かと問いただしたら、逃げるように切られました。
 4回目では、名前を尋ねると3回目と同じ名前を言うので
「あんた、この前も同じ手口使ったよね?」
 と切ったら、すぐに折り返し電話がかかり、留守電に対応させたら嫌がらせで何度も何度も電話をかけてきました。
 
 留守を確認する目的がわかりません。
 最初は、主人の留守を確認して訪問販売に来るのかと待ち構えていたのですが、何もありません。
 もしかして、いづれオレオレ詐欺のターゲットにするために、主人の在宅状況を確認しているのかもしれません。
 
 友人に尋ねても、誰もこのような電話を受けたことはないとのこと。
 皆さんのまわりには、ありませんか?
 

■なるほど、えー、お話はわかりました。(今は亡き小池朝雄氏の声で)
 
 ううーん、困ったなあ。いえね、ウチのカミさんがよく言ってるんですけどね、そう、謎の電話。
 アタシ宛にね、よくかかってくるらしいんですよ。
 適当な個人名名乗ってね、会社名は言わないか、聞き取れなくってね、
「ご主人ご在宅ですか?」
 なんてね。ま、大抵こうやって仕事中だから・・・アタシゃ働き者だからね(不器用なウインク)。カミさんはこう言うわけ。
「いいえ」
 すると、その相手は、挨拶もそこそこにすぐに電話を切っちゃうんですよ。
 そんなのが、月に何度か、ボーナスシーズンにはもっと多いって言ってたかな。
 
 似てるでしょ、のこさんの話と。
 でね、困るんですよ・・・。
 いやぁね、ウチのカミさんは、それがセールス電話だって言うんですよ。
 アタシが、昔、会員権や教材やらにひっかかったから、二次勧誘がかかってくるんだ、って言うんですよ。
 ええ、のこさんのご主人は、そんなのにひっかかった覚えはない、ですか、はい、いや、アタシだって無いですよ。そう言ったんですけどね、
 それじゃ、どこかから名簿が出回って、新規開拓されているんだ、って。
 最近は、若かろうが、歳くってようが、年中何かのセールスの対象になるって言うじゃないですか。
 ヤな世の中ですよねえ。
 
 だからね、のこさんの場合も、狙われているのは留守宅なんじゃなくって、ご主人ご本人じゃないかなって・・・思うんですよ。ね、困ったなあ・・・。

(2005.1.6)
(参考)
この他の、のこさんの投稿は以下の通りです。
リフォーム業者の脳内説明会

■何度か投稿してくださっているmomoさんから、この謎の電話についてメールをいただきました。
 許可を得て、全文転載いたします。

遠見様、あけましておめでとうございます。
 
えー、早速なんですが、のこさん投稿の「謎の電話6」の件、これはオレオレ詐欺の下準備の可能性があります。
最近、非常に手がこんだ演出でたくさんの被害が出ておりますが、実際に対象者を詐欺に陥れる前に、こんなことをやっているケースが多いようなんです。
 
例えばこんなことをやるんです。
ダンナさんの名前、携帯、自宅電話のリストを持っている場合、自宅に電話をしてダンナの不在を確認すると、ダンナの携帯にヤクザが因縁をつけるような電話を何度も入れます。うるさい!とダンナが携帯の電源を落とすまで。
で、電源オフを確認すると、自宅にいる奥さんに詐欺行為を開始わけです。交通事故等々でダンナが第三者に過失を起こした、金を振り込め、というようなヤツですね。
その時、当然奥さんはダンナに事の有無を確認しようとしますが、携帯はかからない、というわけです。当人に事実確認をさせない上、更に奥さんを不安にさせる効果があるんですよね、これ。
 
なので、のこさんはじめ似たような状況にある皆様には、販売系だけでなくこの点も注意して頂きたいです。
 
では!

 補足をありがとうございます(^^)。
 
 確かに、いざ「オレオレ詐欺」改め「振り込め詐欺」を実行しようとしても、本人が家に居てちゃ即NGですね・・・。
 特定個人狙いのセールスのしつこさを語ろうとするあまりに、つい頭が偏ってしまっていました。のこさん、そしてこのページをお読みの皆さん、すみませんでした。
 
 どうしても私一人の知識だと、偏りというか方手落ちというか・・・。 こうやって指摘していただけるというのは、本当に有り難いです。はい。

(2005.1.11)