教材を購入してしまった・・・

■ペンネーム「こけし」さんからの投稿です。

 忘れもしない中学1年のころ母親が勧誘員の説得に負け40万もする教材を買ってしまいました。
 親父が請求書を見たらしく、学校から帰ると壮絶な夫婦喧嘩が勃発してました。クーリングオフなんて知らなかったので親父もブチ切れたのだと思います。まあ、僕も値段は聞かされていなかったので値段を聞いて驚きました。
 
 だんだん僕も腹が立ってきたので
「この教材を使い倒したる」
 と誓い、実際に手垢だらけになるほど使い込みました。
 
 結果、自分の当初のレベルよりもはるかに高い高校へ合格しました。
 そのときは「やったった!」という充実感でいっぱいでしたがよく考えると市販の参考書と変わらなかったんですよね。
 
 みなさんとは違い、まんまと罠にはまってしまいましたが、とりあえず高校へ合格したのでよかったかなと・・・・。
 
 大学生になった今でも、ときどきムカっ腹が立ちますけどね。

■教材の訪問販売ですか・・・。
 何か教材が欲しいなあ、と思って大きい本屋を梯子して色々見て廻ったり、人から評判等を聞き集めたりした上で納得して選んだモノがン十万するものだったというなら良いんですけどね。
 
 突然玄関先にやってきて、「お子さんの将来の為に!」とかナンとか親心を脅迫して
「ええ、でも値段が高いから私一人では決められないわ」と困っているところに
「今日だけ特別特価で明日だと十万円アップするんです」だの
「この地区は今日で最後で、もう他では買えません」だの
「旦那さんに相談してもきっと「いいよ、買えよ」とおっしゃいますよ」だの
「家計預かってるんじゃないんですか? 信用されてないんですか?」だの
 ああ言えばこう、こう言えばああ、何時間でも粘って粘って粘りまくって、ぐだぐだグダグダ・・・!!
 
■はっ、取り乱してしまいました。すみません。
 実は私の母も昔、そうまさしく私が中一の時に、教材販売にひっかかっています。
 私は長子なんで、当然母は「中学生の親」としてはド新米。そこに付け込まれて
「一般の本屋さん等では絶対に売っていない教材です!」
とオトされました・・・。
 その言葉は嘘ではありませんでした。絶対に普通の本屋では売れないでしょう・・・アノ値段では。英語だけの教材で20万超だったかなあ。
 でも、嘘ではないが正でもなかったんですよね。完全に同一の商品は確かに売っていませんでしたが、同じコンセプトで同じ内容の教材は沢山、しかもケタ二つ安い値段で本屋に平積みされてました・・・(泣)
 
 こけしさんは一念発起していい結果を手に入れることができたということなんで、お母さんの悔しさも昇華されたことでしょう。
 私は・・・あまり教材活用しなかったからなあ・・・ゴメンなさい母上様。

(2002.11.15)