水道に関するアンケート4

■ペンネーム「ごまっち」さんからの投稿です。

 最近こちらのサイトを見つけ、楽しく勉強させていただいております。
 私の体験も参考になれば・・・と投稿させていただきます。
 水についてのアンケートと、浄水器プレゼントと言う例のやつです。
 
相手 「もしもし、こちらはOークと申します。水についてのアンケートをさせていただいているのですが、宜しいでしょうか?」
私 「あ、はい、どうぞ」
 
(ここでいつもの私なら断るところなのですが、昼下がりでまどろんでいたために頭が回っていなかった)
 ここで浄水器の使用状況や、ミネラルウォーターの購入頻度などを聞かれた。
 
相手 「はい、どうもありがとうございました」
私 (あれ? 案外あっさり引き下がったのね、純粋な匿名アンケートか)
 
 数日後、前回とは違う女性から電話がかかってきました。
 
相手 「もしもし、先日電話でアンケートに答えていただいたオークですが」
私 「あ、どうも」
相手 「答えていただいたお礼に、浄水器のカートリッジをプレゼントさせていただいておりまして。使用後は燃えないごみとして廃棄していただけます。予備にでもとっておいて下さい」
私 「(プレゼントと聞きちょっと嬉しくなる)そうですか!」
 
相手 「お客様はとても丁寧に答えていただいたと、メモにもありますし。住所は○○市の××区で宜しいですよね?」
私 「(ここで気付け!私!)はい、△△の・・・」
(番地まで言っちゃったよ、でもちょっとおかしいよな?)
相手 「一戸建てなんですか? アパートとかの号室とかは?」
私 「(そうだ、ここでしらばっくれちゃえ、本当はアパートだけど)ええ、そうなんです」
相手 「ええっ! そうなんですか? お若いのにすごいんですね。お名前は?」
私 「○○です」
相手 「分かりました、では3時から5時の間に伺わせていただいて宜しいでしょうか?」
私 「はい。(でもきっと居留守ですよ!)」
相手 「では伺う前にお電話を致しますね」
 
 電話を切った後、胸騒ぎを覚えすかさず留守電にしたのは言うまでもありません。
 その5分後に電話がかかってきました。3時にもなっていないのにです。
 地図で調べたのでしょうね。一戸建てと聞いたところがアパートだったら、連絡もしたくなります。
 留守電が「メッセージを」と言った途端に切れました。
 それから30分に1回位のペースでかかってきましたが、いずれも留守電で対処しました。
 2時間位で諦めたようです。数日は居留守電を使おうかと思っていましたが、それ以来かかってきていません。
 アンケートで浄水器プレゼントという手は私は初めてだったので、あたふたしてしまいました。
 とっさにデタラメ住所なんて言えないものですねー。

■私も最近、「アンケート→勧誘」の時間差攻撃を食らってしまいました。
 実際にこのタイプの勧誘は初めてだったので、「これが噂の!」と嬉しさ半分(これだからマニアってやつは・・・)、「ナルホド、これじゃ、ついつい話を聞かねばならないような気になってしまうなあ」と感心半分(やっぱりマニアってやつは・・・)で電話を受けました。
 
 いえね、いつも参考にさせてもらっている「悪徳商法?マニアックス」の、過去ログ「「新しい家庭科教科書をつくる会」構想」に、常連さんの「ものつくり屋」さんが、このようなことを書いておられるんです。

人は「好意的な態度には好意を持って返報したがる(好意返報性)」
人は「一度1つの方向へ行動を始めてしまうと方針変更しにくい(一貫性)」
人は「周りの集団の動きに引きずられやすい(集団同調性)」
人は「自分で思っているより、社会的権威に弱い(権威服従性)」
人は「希なものや機会に対して、価値判断を高くしやすい(希少性)」

 つまりは、最初にアンケートに答えてしまうと、なんとなく次の電話も真面目に聞いてしまう。
 そこで「答えていただいたお礼」なんて言われると、拒否しにくい。と。
 
■で、私の時も言われました。
 
「お忙しい中、とても丁寧にアンケートに答えてくださったとメモにありますし、」
 
 これって定型句と違うの? と思っていましたが、やっぱり定番トークだったようですね。マニュアルがあるんでしょうなあ・・・。

(2005.8.4)