マナー以前の電話

■ペンネーム「矢上紗羅」さんからの投稿です。

 最近ハタチの勧誘電話、というのか。20歳の私宛にひどく勧誘電話がかかってきますが。今日かかってきた電話があまりにも酷かったです。
 
 男 「君は世の中から必要とされてない人間だ。」
 私 「私は、私でいられればいいんです」
 男 「だったら死ねば。」
 
 勧誘の電話で死ねって言われたのはこれで2回目。どうなんでしょうこういう電話って。会話を続けて行くうちにだんだん向こうは激怒。
 
 男 「ハッキリ言ってこっちは仕事でかけてるんだよ! 君に電話したくてしてるわけじゃない!!」
 私 「そうですか、だったら切ってくださってかまいません。」
 男 「買ってくれなきゃ意味ないだよ!!」
 私 「押し売りですか?」
 男 「(私の発言は無視して)ハッキリ言って君と話してるのは不愉快なんだよ」
 私 「私もあなたの話しを聞いているのは不愉快でなりません」
 男 「はぁ? 今俺の話が不愉快って言った? 俺、名誉毀損で訴えるよ?」
 
 どうして電話を取っただけで訴えられるんだろうと不思議に思いつつも電話は切れましたが。客に対する態度じゃないんじゃないかな、と思います。酷かったです。

■いや、もう、コメントの付けようが無いほど不愉快な電話ですね。
 自分の時もそうでしたが、ハタチ成りたての若輩物だと思ってか知りませんケド、やたら馴れ馴れしい電話か、やたら高圧的な電話かの、どちらかしかありませんでした。
 長じて、アレは人を「客」というより「カモ」と思っていたからこそなんだな、と悟ることができました。
 社会のダークな一面を見せてくれてありがとう、勧誘電話(謎)。
 
■ついでに、「名誉毀損」について。
 「悪徳商法?マニアックス」の「名誉毀損を巡る様々な考察」にて、「ものつくり屋」さんがわかり易い解説を記してらっしゃいますので、そこから抜書きさせていただきますね。
 
 名誉とは「厳密には、「人が品性徳行等の人格的価値について、社会から受ける客観的評価・声望のこと」だそうです。つまり法の教条的解釈をするなら、自分が「名誉を傷つけられた」と感じても(名誉感情の毀損)、社会的評価が下がらなければ名誉は毀損されない事になります。」
「そうすると、二人きりで言い合った場合なんかでは名誉毀損は犯せません」
 
 というわけで、矢上紗羅さんに暴言を吐きまくったテレアポ氏は、どこまでも見当違いなトンチンカンなことを言っていたわけです・・・。
 いや、なんというか、付き合わされた矢上紗羅さん、お疲れ様です・・・。

(2004.5.25)