子供の教材・断り方

■ペンネーム「更紗」さんからの投稿です。

 子供が小学校に入学する直前の出来事でした。
 
 (ピンポ〜ン♪ )
私 「(インタホンごしに)はーい」
知らない
オバちゃん 「小学校から来ました。小学校で使う教材を持ってきたので、ドアを開けて下さい」
私 「(普通、教材って入学式の後に渡すだろ!? ふざけんな!)
あ〜、今、手が放せないので、本当に学校で必要な物なら、郵便受けにでも入れといて下さいよ」
オバちゃん 「色々説明しなければならないことがあるので、手渡しさせて下さい」
私 「はー、そうですか。(ま、今ヒマだから、相手してやるか〜)」(ドアを開ける)
オバちゃん 「今、これを無料で差し上げてるんですけど・・・(と、『たのしい幼稚園』とかの付録でよく付いてくる、しょぼい平仮名表を渡してくる)
お子さん、まだ平仮名読めないでしょ?
私 「(いきなり失礼な人だな! ムカムカ)読めます!」
オバちゃん 「じゃ、書けないでしょ?
私 「書けます! 平仮名もカタカナもちゃんと読み書きできます!」
オバちゃん 「え、でも、きっと書き方が間違ってますよ
私 「(何の根拠があってそう言うんだ?)近所の公文で勉強してるので、ちゃんと書き順も合ってます!」(←公文に通ってるのは本当。でも、算数だけだけど)
オバちゃん 「じゃあ、こちらに算数の教材があるのでご紹介・・・」
私 「算数も公文でやってます。数字は1〜100まで数えられるし、今、足し算の勉強もしてます」
オバちゃん 「いくら公文でも、英語はやってないでしょ? こちらに英語の教材が・・・」
私 「公文は国語・算数・英語の3教科あるんです。(←本当)だからうちの子はアルファベットはA〜Zまで読み書きできます! 幼稚園卒業したばかりでここまで出来れば完璧でしょう? これ以上勉強する必要はありません!」
オバちゃん 「でも、公文の教室は遠いんでしょう? うちの教材を使えば、家にいながら・・・」
私 「歩いて3分の所にあります。全然遠くありません!」
オバちゃん 「そ、そうですか・・・では、帰ります」
 
 ・・・ ここまで言われて、さすがにオバちゃんは諦めて帰って行きました。公文は有名だし、あっちこっちに教室があるので、この手は結構使えますよ。おすすめです。

■オバちゃん・・・営業方法間違ってるって・・・。
 こういう教材モノは、誉めて誉めて誉めて相手を良い気分にしてから、「でも、他のお子さんは・・・」とか「でも、最近の小学校は・・・」とか不安をあおって契約とらなきゃ。
 ・・・いや、そういう嫌〜な売り方する教材販売にしか会ったことがないので、こんなにツッコミ甲斐のあるオバちゃんは大歓迎です。
 
 あ、それと、オバちゃん、「小学校(のほう)から来ました」というのはかたり商法ってヤツだし、「小学校で使う教材を持ってきたので」というのはサービス商法ってヤツですね。
 どっちにしても、本来の目的を隠してドアを開けさせるのは法律違反ですので、これから気をつけてネ(はあと)。

(2004.5.10)