浅川写真散歩
ステゴドンゾウの化石発見!
 北浅川で200万年前のステゴドン象化石
昨年12月9日、中央高速道路下流の北浅川で、慶応幼稚舎主事の相場博明さんによって、古代象ステゴドンのキバや歯の化石が発見されました。7月28日(日)には、現地見学会が開かれ、相場さんが発見した時の様子などについて直接説明をされました。発見当日は地質調査で現場を歩いているときに、ハンマーで叩いた岩中から象の歯が現れ、そのすぐ後ろを振り向いたところで、キバ一対を発見したもの。今まで見つかっているのは、長さ1.6m付け根の太さ14cmΦのキバの外、長さ最大23.5cmの歯6本、肋骨などで、7月20日から6日間に渡って行われた第二回目の発掘調査でも、期待されていた全身の骨は出なかった。歯の特徴などからこの像は、若いオスで洪水などの原因でこの場所で息絶えたものと考えられるそうです。170万年前の上総層群大矢部層の砂質泥岩の中から発掘された象は、およそ170〜200万年前のものと言われています。
この場所は以前からメタセコイアの化石林やいろいろな化石の出るところで、大変貴重な場所ですから、ぜひ大切に守っていって欲しいと、相場さんは話していました。
  キバの発掘状況(パネル写真より)
   
キバの出現状況(パネル写真より) キバの発掘状況(パネル写真より)
   
歯の露出状況(パネル写真より) 発掘された歯(パネル写真より) 四肢の骨の発掘状況(パネル写真より)
   
200万年も前のステゴドンゾウの化石が見つかったということは、あの有名なナウマンゾウが30〜40年前、マンモスでは3〜4万年前ですから、大変貴重なことなのです。
日本で見つかっているステゴドンの仲間は、シンシュウゾウ、アケボノゾウ、トウヨウゾウの三種類で、今回の象は500〜350万年前に生息していた大型のシンシュウゾウと270〜70万年前にいた小型のアケボノゾウとの中間的な特徴を有しており、両種をつなぐ新種の可能性もあるそうです。200万年前というと、新生代第三紀鮮新世で、人類がやっと現れるころです。日本は大陸とつながったり離れたりしており、この場所も今の浅川のような川ではなかったでしょう。でも、やがてこのゾウに名前がつけられる時は、ハチオウジゾウというのもあるようですが、出来ればアサカワゾウとして欲しいところですね。9月になれば発掘ビデオやパネル展が八王子郷土資料館で開催される予定だそうです。現在都立高尾自然科学博物館で開催中の「東京の足下をのぞく」 -ゾウのいたころ-も必見でしょう
  
  
   
発掘現場での説明から象の様子を想像 都立大学によって発掘された象の足跡化石
   
メタセコイアの化石 メタセコイアの琥珀

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