フリーソフトVNCを使ってリモート操作

 Windows XP Professional標準のリモートデスクトップは、使い勝手の悪さにがっかりし、最初に何回か試しただけで全く使っていなかった。

 VNCは以前から窓の杜などで紹介されていたが、録画用パソコンを操作するのに何かいい方法はないかと思い、試しにインストールしてみたところ、なかなか使い勝手がよい。操作される側のパソコンの画面もそのままだから、離れた場所にある録画用パソコンもテレビをつけたままにして操作してもなんら問題はない。XP標準のリモートデスクトップだと操作される側はログオフになってしまうし、CPUパワーも思いっきり消費される。(今は更新されてどうなったのか知らない。また何か設定があったのかも知れないが、今さら使う気になれない。)
 VNCのインストールに関しては特に難しい設定はない。操作する側される側双方にインストールしされる側にはSERVERなる項目にチェックをいれるだけで、操作する際にはマシン名とパスワードをいれるだけで、即座にログオンできる。

 上の画面は3台をリモート操作しているところ。全て無線LANアクセスポイント(11Mbps)経由の別建屋にあるパソコンで(上二つがWin XP Pro、下がWin2000 Pro)操作している大元はWin XP Pro。無線経由でも操作にほとんどストレスは感じない。3台ともOSインストール以外ほとんどの操作はVNCを使ったリモートで行った。主だったアプリケーション、デバイス、ネットワークの設定もできるし、シャットダウン・再起動も問題なくできる。

 下はログオンしたマシンから別のマシンへログオンを繰り返したところ。CPU使用率は最初にログオンしたマシンが一番多く徐々に少なくなっている。 

 ここまでスムーズだとWindows標準のリモートデスクトップを使う必要はなさそうだ。操作される側がXP Proでなくともよいというところがポイントである。

 VNCを使って一番変わったのは、身体の移動が少なくなったということ。パソコンを何台も使っていると、あっちこっちと移動して操作するばかりだったが、今は所有台数のほとんどがリモート操作可能で、布団に潜ったままノートを使って操作するほどになっている。便利になるのはいいが、怠惰になるのも考えもの。