2002年10月17日〜22日

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10月22日(月)朝

帰国




とうとう旅の終わりの日は、来た。

でも、いざ帰るとなると、感慨よりは、現実の
忙しさが勝る。出発は、朝の早い時間だ。
そそくさ、ドタバタと、荷物をまとめ、忘れ物をチェックする。

Mizuさんと、平日なのにわざわざMasaさんも
空港まで送りに来てくださる。
最後の最後まで、お二人には、本当にお世話になりっぱなしだ。

混んだ空港で、
姿が見えなくなるまで、背伸びして
手を振ってくださったお二人の姿を目に焼き付けて、
私は、中待合室に向かった。


搭乗の時間になる。
私は、カウンターで、思いがけなく言われた幸運な
流れに乗って、「ビジネス・シート」に向かった。

お〜広〜い。


***
ここから、私は、しばし、ビジネス初体験モードに。
***


はしゃがないように(笑)、と自分に言い聞かせて、
静かに席に着く。前後の椅子同士の間が広いこと!
そして、二席ずつの両方の窓側の席の間もだ。
貧乏症の私には、「ここまでゆったりしなくても・・・」と思える広さだ。


向こう側の席を「隠し撮り」(笑)

間に広ーい空間が。




さて、ワクワクのお食事
私が選んだメニューは、
中華風チキンとアワビご飯、ちんげん菜添え

さすが、飛行機の中での食事としては、一番普通の味に
近い味でした。



来る時とは、大違い。カラリと晴れた青空で、怖いものなし。




テザートは、ピカンチーズケーキ、ミックスベリーソース
と、キャラバリコーヒーとのこと。


「ピカン・・」って? キャラバリーって?
わからないけれど、ま、いいか。
思ったりよりくどくなくて、まあまあの味。




座席のテレビを出してみる。

音声選択の操作がわからなくて、
スチュワーデスさんを呼んで教えてもらう。


そんなこんなで、ガサゴソしている間に
飛行機は、成田についてしまう。もっと長くてもよかったのに。


*****


さて、日本に帰ってからの私は、いまだに北京の思い出を
刺繍と共に振り返りながらの日々である。

思いがけない、同仁堂の漢方薬つながりで、
Mizuさんの日本のお友達
(Mizuさんの妹分さん?!)と、
離れつつも「ご縁」が結べたことも、とっても喜んでいたりする。

刺繍や手仕事が好きで、いつも楽しみに覗いて下さっている
ネットのお客さまとのつながりも、相変わらず嬉しい。


好きなことに携わりながら、それが、誰かのお役に立つ
なんて、前にも書いたけれど、やはり、幸せなことだ。

Masamizuさんがお二人だけでスタートしたこの苗の刺繍の輪が、
大きく
広がって行ってくれることを願いつつ、
これからも微力ながら、
Masamizuさんの夢のお手伝いを
させていただいて行きたいと思っている。


END


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