2011年9月7日〜14日 8日間トルコ

K9/13 イスタンブール (5) 
アヤソフイア(2)-
2階回廊  そして旅の終わり
イスタンブール周辺地図
イスタンブール地図
クリック
2階回廊では、有名なキリスト教のモザイクの壁画に出会えます。
「デイシス」(請願)
聖ヨハネとマリアがキリストに人類の許しを請うている場面を描いたもの



右下の小さな額は、モザイクが完全だった場合の想像画です。




この剥落が、何によるものかは、わかりませんが、
こんな風に完全ではないものを見ると、
むしろ、
漆喰の中から、モザイクが発見された時の感動は、どんなだっただろうと、
思わず思いを巡らせてしまいました。



左の壁画
「キリストと皇帝コンスタンチヌス9世、皇妃ソイ」


右の壁画「聖母子と皇帝ヨアンニス2世、皇妃イリニ」
は、こちらを
クリック


豪華なモザイクは、もちろんのこと、それを囲んでいる模様違いの大理石も
見ごたえがあります。

輝くモザイクは、ガラスの下に金を入れているためとは、
前にラヴェンナ(イタリア)を訪れた時に聞きました。

*ラヴェンナにはビザンチン文化の影響を受けた素晴らしいモザイクの教会があります。

サンヴィターレ教会などが、建てられた時を、改めて見直してみると、
アヤソフィアがユスティニアヌス帝によって、再建された時期と同じ頃でした。

クリック

(あまりうまく撮れていないのですが)

再び1階の中央ドームに戻ります。
モスクには欠かせないミフラーブ
(聖地メッカの方向に;作られます)

ミフラーブの位置が、ステンドグラスとズレているのは、すぐわかります。
キリスト教会として設計されたところにモスクとしてのミフラーブを置いたためです。
メツカの方向に対しても数度ずれているとのことです。



旅行に際して本を読んだり、ドキュメンタリーを見直したりして、
いろんなことにわくわくしていたのでしたが、これも
その場に臨んで、初めて「こういうことか」と多いに実感させられたことの一つでした。。

















奥の正面がミフラーブです。
その上に聖母マリアのモザイクがあります。
ベルガマの壷

イスラム教の人たちが、礼拝の前にお清めに使った水を入れる壷で、
対であるうちの一つです。
ベルガモン遺跡から持ってきた大理石で作られているそうです。
大理石の見事な壁

出口に向かいます


  クリック
出口です。
「聖母子と2皇帝」

右ではコンスタンチヌス帝が首都コンスタンチノープルの模型、
左では、ユスティニアヌス帝アヤソフィアの大聖堂の模型を捧げています。

*モザイクについての説明、名称は、「西洋美術館」(小学館 1999年第1版)を参照しました。


1500年という時を、数々の試練を経ながらも
その時代ごとの「寛大な」英知と信仰心によって守り続けられてきた結果
「今そこにある」・・・まさにそういう場所でした。


一番憧れていた場所が旅の締めになり、充実した思いで、旅の終わりを実感していました。
イスタンブール最後の食事をしたレストラン前の風景


*最後に*

自分のカメラの不調、メモリー不足のため、今回は、娘の画像からたくさん借りました。
私が撮りそびれた、ポイントを抑えてくれていて、助かった部分もたくさんありました。

自分のメモが、読めなかったり、メモを取っていなかったり等も多々あるので、記憶違いもあるかもしれません。
出来る限り調べて確認して書いたつもりですが、何か間違っていたら、教えてください。

旅の日程









































Flick