■ タンチョウ ■



2003年12月 - 北海道苫小牧市ウトナイ湖

 名前・科目 ツル目ツル科:タンチョウ (丹頂)
 分布・時期 北海道東部で「留鳥」、北海道以外の地域では極まれ
 体型・特徴 全長:145cm前後
 日本産のツルの仲間では最大で、頭頂部に赤い皮膚が露出していることが「丹頂」の名前の由来と考えられる。
 江戸時代までは北海道全域で繁殖し、本州での越冬の記録があったようだが、その後の環境破壊や乱獲により、一時期は絶滅したものと思われていた。
 しかし、1924年に釧路で確認されたのを機に、保護活動が盛んとなり、30羽前後まで減少したと思われるタンチョウも、今では800羽程度が確認されるようになった。
 国の天然記念物であり、絶滅危惧種U類に指定されている。
 なお、上記の写真は苫小牧市ウトナイ湖に偶然に飛来したものを撮影できた。
 繁殖地である釧路湿原では、生息数の増加により飽和気味とのことで、将来的にはウトナイ湖での繁殖も期待される。



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