沖縄の気候

気温
沖縄は暑い。何といっても暑い。
しかし、最高気温は33〜34度で、これだけを聞くと「東京や大阪のほうがもっと暑いぞ!」とおっしゃる方もいらっしゃるのでは。
しかし、沖縄の夏は長いのである。なんたって4月上旬には海開き、そして10月後半まで残暑が続きます。おまけに夏場は昼と夜の気温差が小さく、1日の最高気温が33度、最低気温が27度なんて具合です。
盛夏は6月下旬から9月上旬までで、その間は毎日灼熱の太陽にさらされる・・・という感じです。

一方、冬場は最低気温は10度くらいまで下がり、本島地方では10度を下回る事もあります。本土の方々から考えると「温かいじゃないか」と思われるかもしれませんが、身体が馴れてくると、結構寒く感じます。特に、1月下旬〜2月上旬はさすがに暖房器具が欲しくなります。

ちなみに、那覇地方の年平均気温は22〜23度となっています。


湿度
沖縄といえば「蒸し暑い」というイメージがあるのではないでしょうか。
たしかに、なんといっても亜熱帯気候ですから湿度はなかなかのモノです。相対湿度は約75%、5月から6月の梅雨の時期には85%前後という多湿になり、夜間などは車の冷房を使うと、屋外の湿度で窓の外が結露するくらいです。
一方、10月中旬あたりから、北風が吹くようになると、湿度は65%ぐらいまで下がり、大変過ごしやすくなります。

沖縄の気候で、もっとも特徴的なのが雨です。
亜熱帯特有のスコールが突然襲ってきたりします。晴天下、どこからともなく真っ黒い雨雲がやってきて、その雲の下だけが豪雨という状態。場合によっては道路のこちらは快晴で、向こう側は豪雨という事も決して大げさではないくらいです。

年間降水量はおよそ2,000mm程度で、決して少なくないのですが、大きな川が少なく、すぐに海に流れだしてしまうため、夏場に晴天が続くとあっと言う間に水不足になってしまいます。


台風
沖縄は「台風銀座」と言われるように、極めて台風が多い所です。
だたし、これは沖縄県全県での話で、大東島地方や、八重山地方を通過するような台風では本島地方にはあまり影響はでませんので、すべての台風がやってくるというわけではありません。
しかし、空や海の交通網に与える影響は大きく、特に離島では飛行機や船の欠航が続くと観光客の減少や、物資の供給が途絶えるなど島民の生活にも大きな影響を与えます。

かといって、台風が全くの嫌われ者かというとそうではなく、大事な水源でもあるのです。
特に水不足で給水制限が差し迫ってくると「そろそろ台風こないかなぁ〜」という事になるわけです。


● [オキナワあらかると]へ戻る