☆ ログハウス建築日誌(5) ☆

                                                     更新日: 2006年01月22日
                                         
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12.上棟式の挙行: 2005年09月25日

 9月25日(日)に上棟式を行うということで、24日(土)に山中湖へ行きました。ところが、その日の夜は台風が接近するという天気予報でした。実は、9月に入って、ぐずついた天気が多く、雨模様の日が多かったようです。今度は台風ということで、翌日の天気がたいへん心配でした。

 ログハウスは予想通りログ材が組み立てられ、その上にりっぱな棟木と母屋木の計3本が組み立てられていました。このログ材の組み立てを見ることが出来なかったのが残念でしたが、組み立てられたログ材の上に立つ棟木と母屋木の姿には感激してしまいました。というのも、この米ヒバによる棟木と母屋木2本は私どもが当初予想もしていなかったもので、それが目の前に凛としてそびえ立っていからです。これを見て感動しないわけがありません。きっとりっぱなログハウスが出来るだろうということを確信しました。

 建物の通りは、結構車や人が通るので、以前から松本さんに宣伝のための看板を立てるように勧めていたのですが、ようやく看板が出来てきたので、道路脇の一番目立つところに看板を立てました。「荒天対応」の意味は、横殴りの大雨などになっても、雨水が浸み込んで、ログ材が腐ることがないように、各所に木目細かい工夫をしているといった意味です。なお、”XXXX邸”は恥ずかしいので、後日”Yのログキャビン”に変更しました。そして、これをログハウスの公式な?名前(ニックネーム)にすることにしました。
 *当初、家のニックネームを”あおいおばさんの家”にしようとしたのですが、家内の猛反対にあったので、あきらめました。

 24日(土)はもちろん宿泊場所がないので、富士吉田の道の駅の駐車場で宿泊することにしました。天気予報どおり、夕方から雨足が強くなり始め、明日はどうなることかと心配でたまりませんでした。でも、神経が図太いのか、心配で眠れないということもなく、車の中でぐっすりと寝込んでしまいました。

 
ログハウス(南東側) ログハウス(北西側) 棟木と母屋木(正面) 棟木と母屋木(下から)
棟木と母屋木を支えるポスト(柱) 建物内部(1F) ログハウス松本の宣伝看板
 翌25日(日)の朝は、雨もやみ、青空も見えました。台風の影響はほとんどなく、奇跡的です。これで、何とか上棟式はできそうなので、ほっとしました。上棟式には、松本さん、山崎さん、市場さんの3人はもちろん、基礎工事を担当された小佐野さん、友人の川原さん(ミズキの伐採を手伝ってもらいました)、長男とその友人日置さんが参集してくれました。家内ともども、とても感激しました。

 着工式と同じく、神主は呼んでいませんので、松本さんが儀式用の”お飾り”のようなものを買ってきて、式台の上に据え付けました。式台には、米と塩とお酒も供えました。神主代わり?の松本さんに従って全員で礼拝をし、工事が安全かつ順調に進むようにお神酒で乾杯しました。その後は、家の四隅に塩とお米をまいて、お祓いとしました。これで、一安心です。12月頃には本当に夢のログハウスが建つのだなと実感することができました。

 この後は、恒例の?バーベキューパーティを開き、皆で歓談しました。とても楽しいひと時でした。



13.着々と進む工事: 2005年10月

 10月2日(日)は珍しく快晴でした。工事も順調に進んでいるようで、屋根に垂木がつけられました。ただ、雨が例年になく多いようで、ログ材に雨水が浸透しないように、1日の工事が終わると、屋根をブルーシートで覆っていました。下の右端の写真は、ログ材の交差部からの雨水の浸透を防ぐために、交差部にトタン板をはめ込んだところです。これは、ログハウス松本の独自の考案とのことで、荒天対応の目玉ということです。


ログハウス正面(10/02) 棟木と垂木(タルキ) 上:内部   右:交差部雨水対策
 10月9日(日)、10日(月)は、例年は晴天のはずの体育の日にも関わらず、雨でした。かわいそうに、ログハウスはブルーシートで覆われたままで、雨にびしょぬれでした。私どもも、やむを得ず、工事道具が散らばった寒々とした部屋の中で過ごしました。11日(火)には、富士山の初冠雪がみられたという報道がありました。いよいよ本格的な秋に入っていくようです。この雨続きの天気の中で工事もやや遅れているようで、今年中にログハウスが出来るのか、少し不安になってきました。

 10月15日(土)、午前中は曇りでした。屋根の野地板張りが終わっていました。

 朝、川原さんが友人を連れてログハウスを見にきてくれました。ついでにといっては何ですが、西側にあるミズキの枝が大きく屋根の上に張り出している(右写真)のが気になっていたので、枝落しを手伝ってもらいました。枝といっても、直径15cmくらいの大枝で、それも長いはしごに登ってやっと届くといったところにありました。かなりてこずりましたが、のこぎりで半分くらいまで切ったところで、枝自身の重みで、メキメキと折れて、落ちてくれました。大分西側が明るくなりました。

 午後からは雨になってしまいました。本当に今年は雨が多いようです。東京へ戻って、照明器具を探すことにしました。できるだけ、山小屋に似合うようなもので、かつ手ごろな値段のものということで探しましたが、電気の量販店ではまったく見つかりませんでした。富士吉田のホームセンターでも探したのですが、いまいち気に入ったものが見つかりませんでした。結局、所沢の照明器具専門店池田照明ですべての照明器具を見積もってもらい、ほとんどそこから購入することにしました。
 *玄関に吊るすランプ風のライトをJマートで、寝室のペンダントを東急ハンズで購入しました。

 屋根の野地板張りも終わったので、10月20日(木)に、住宅金融公庫による中間現場審査がありました(設計士が審査依頼を行っている)。私は立ち会っておりませんが、屋根裏の断熱材がまだ設置されていなかった(購入もされていない)ため、審査結果は保留になりました。後日、住宅金融公庫基準に合った断熱材を購入し、屋根裏に設置した写真を送った段階で合格とするということになりました。このあたりの事情は、単なる手違いなのかどうかは私にはよく分かりません。

 10月22日(土)、朝のうちは雨が残っていましたが、後に雨は上がりました。屋根葺き工事が行われ、この日でほぼ完了しました。屋根の材料は、”ガルバニウム”というメッキ鋼板です。当初、他の業者からは”アスファルトシングル”という材料を勧められましたが、ログハウス松本では、メッキ鋼板を勧められました。どちらにも長所・短所があり、屋根の雪を落とすと言う意味ではメッキ鋼板のほうがよいとは思いますが、私には未だにどちらが優れているのか判断はできません。

 また、飾り煙突の木枠が屋根の上に取り付けられました。予想していたものよりとても大きく、サンタクロースが本当に降りてくることができそうな大きさです。ちょっと贅沢な感じで、びっくりしました。

ログハウス(東側) ログハウス(西側) 玄関屋根と飾り煙突 屋根裏(断熱材未設置)
 10月23日(日)は、昨日とは打って変わって快晴となりました。驚いたことに、庭から真っ白な富士山の頂上部が大きく見えるではありませんか。以前にも、大工さんから富士山が見えると言われていたのですが、これまですっきりとした姿が見られず、あまり気にはしておりませんでした。でも、この景観は、土地(借地権)を購入した時点では知らされていなかったので、たいへんな儲けものといった感じでした。とにかく、うれしくなってしまいました。

 10月29日(土)は、曇りまたは小雨で、ときどき青空が見えるといった、ぐずぐずした天気でした。まだ西側のミズキの枝が屋根に掛かるように伸びていたので、枝落しをやりました。また、カラマツやミズキの大木には大きな蔓(つる)が絡まっていたので、それも取り払いましたが、上のほうは手が届かず、中途半端な結果に終わってしまいました。

 ところで、ログハウス松本とキッチン設備の件で若干のトラブルがありました。当初、調理設備はガステーブルを考えていたのですが、IHヒーターが安全で、便利ということで、設備変更を依頼しておりました。そこで費用の差額をどうするかきちんと決めていなかったのが原因でした。とりあえず、お互いに話し合い、折り合いをつけることにしました。やはり、細かな設備仕様でも、きちんと書面で確認しておくことが大切かと思います。
 *仕様の変更については、契約当初から、私が「仕様変更確認リスト」を作成し、お互いに内容を確認するようにしていました。



14.着々と進む工事2: 2005年11月

 11月3日(木)は、文化の日にしては珍しく、またまた曇り空です。煙突にも、左官屋さんの工事が始まりました。、見栄えがするようになりました。2Fの窓が取り付けられ、ようやく家らしくなりました。ログハウス松本の広告が雑誌「ログハウスメーカーズ 最新ガイド 2005年秋冬号」に掲載されたので、そのコピーを板に貼り付けて、宣伝用看板を立てました。通りすがりの人が時々読んでくれています。ログハウスの受注につながったらいいなと考えています。

 松本さんからは、12月上旬くらいには完成するとの話がありました。本当かなという気持ちでしたが、具体的に建物が目の前に現れてくると、うれしい感じとともに、ようやくここまで来たなという実感も湧いてきました。

 11月12日(土)は、久し振りの快晴となりました。庭の紅葉もとてもきれいになりました。玄関等の外壁工事(レッドシーダーの板張り)が始まり、開口部の窓や玄関ドアの取り付けもすべて終わりました。煙突にはきれいなタイルも張られ、洒落た屋根になったようです。いつでもサンタクロースを迎えられる?ようですね。屋根裏には一部断熱材(グラスウール)も据え付けられました。

 この頃、私の本来の”仕事”がやや楽になったので、当初よりアイデアとしてもっていた「ログハウス建築日誌」の掲載に取り掛かりました。背景色はログ材をイメージして、茶色に統一しました。また、ログハウス松本がこのHPをきっかけにしてログハウスの受注が成功するようにとの思いで、”ログハウス松本の紹介”をトップにもっていきました。皆さん、ログハウスに関心がありましたら、是非ご連絡ください。

煙突の左官工事(3日) 2Fドーマと窓(3日) 宣伝用看板->
紅葉とログハウス(12日) 飾り煙突(12日) 煙突内部(12日) 断熱材(グラスウール)(12日)
煙突に角トップを取付け(20日) ログハウス概観20日)
 18日(金)に、住宅金融公庫の「中間時現場審査」の合格通知が届きました。これで一安心です。後は、「竣工時現場審査」が必要です。

 20日(日)も好天となりました。煙突の頂部に、”角トップ”という金属製の蓋のようなものが取り付けられ、飾り煙突が完成しました。もう一息です。

 26日(土)には、玄関の柱と手すりが完成していました。柱と手すりは、当初角材が想定されていたのですが、松本さんがログ材を加工したものを使ってくれました。とても、グッドな雰囲気になりました。感謝!その他、屋根裏の断熱材のセットやユニットバスの設置も行われました。

 工事は着々と進行していましたが、今月初めの12月上旬頃の竣工という予想と比べると、進捗状況は大分遅れてきており、天井や床、棚などの内装工事がほとんど進んでいませんでした。私のような素人目から見ていると、12月末完成も危ぶまれるような状態でした。この理由の一つには、”丁寧な工事”とか”秋の長雨”といったこともありますが、もうひとつは、ログハウス松本が、私のほうのログハウス工事と併行して他の建築工事を始めたことによるものです。まあ、私のほうでは価格を安くお願いしていたし、また納期そのものもあまり厳しくは考えていなかったので、クレームは一切言わず、じっと進捗状況を見ているだけでした。この辺は、余裕をもった計画が大切なようです。

<-玄関(26日) 断熱材(グラスウール)(26日) ユニットバス(26日)

  
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