馥園 |
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以前はここも上海料理の店だったようですが、現在では厨子長も四川系の方を入れているようで料理自体も創作料理系のものが主体になっているようです。 メニューはなく全てコースのみになりますがこのみに応じて料理を入れ替えてくれたり、同じ素材でも調理法を変えてくれます。 ただし紙に書かれた菜譜はコース料理の場合も置いておらず全て口頭でのやり取りになりますので交渉する場合は多少きつい面もあるかとは思います。 またここの女将は日本語ぺらぺらなようですが普通の従業員は片言の料理名以外は一切日本語が喋れませんのでさらにハードルは高くなります。
当初はこの店で食事をする予定は無かったのですが最後が土日にかかっていたので多めに換金したところどうも多すぎたようです。 そんなわけで多少贅沢をしてみようというわけでこの店にやってきました。 店に入るとまず東屋のところに案内されお茶が振舞われます。 普通どんな高級なところでも出てくるお茶はそれほどではないのですがここのは悪くないないですね、ちょっとした茶芸館なみのものが出てきて驚かされました。 しばらく待っていると、準備が出来たいうことで食事の場所に案内してくれます。
今回はお昼なのでコースは1500元からあり、1500元のメインはフカヒレ、2200元のメインは燕の巣とのことでしたが、ツバメの巣はまだまともなものを食べたことが無かったので今回はこちらを選択しました。 あとで調べたところここの得意料理の一つが鶏汁官燕とのことでしたのでこの選択はまー正解だったようです。 台北では同じ内容のコースでも昼と夜で値段が異なるのが普通です。 おそらく、1500元のものは夜の部では2200元、今回選択したものは3000元ぐらいになるはずです。 その中で燕の巣の占める割合は半分の1500元前後と言ったところでしょうか。
他に牛排(ビーフステーキ)が出るけどなまことチェンジできるとの申し出がありましたがちょっと悩んだ末これはそのままにしましたがこれはおそらく失敗でした。 一品鳥参もここの拿手菜(得意料理)なのでこれはチェンジしてもらうべきだったと後悔しております。
全体的に上品な味付けでそれなりに満足しました。 特に燕の巣は質の良いものが沢山使われており湯も濃厚な味がして良かったと思います。 でも、洋風に処理された魚と牛はもう一つで、出来れば一品鳥参と羊排あたりと交換できれば更に満足できるものになったのではと悔やまれます。 でも、ぶらっと行ってすぐそこまでは思いつかないのでこれは仕方の無いことでしょう。 次回以降の参考にしたいと思います。
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住所 | 台北市臨沂街17號 |
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電話 | 23210289 |
営業時間 | 11:30〜14:30,17:30〜22:00 |
お勧め料理 | 本文を参照のこと |
取材日時 | 1999年5月1日 |