成都担担麺



上の写真は,成都の元祖担担麺(タンタンメン)の店の看板です。

この店は残念ながらもう閉店してしまったという話ですが、味の方は元祖の名に違わずなかなか素晴らしいものでした。 しかも、値段の方は下の写真のように担担麺二杯で日本円約8円ぐらいととても安くなっています。

この店では、麺を大量に作って出すため、タイミング良く出来立てにありつけると腰があってとても美味しいのですが、 タイミングを外すと少し味が落ちます。

感のいい方は、もう気づかれていると思いますが本場の物は日本のタンタン麺とはかなり違っています。

一つ目は、日本の物は摩り胡麻を入れたスープの中に麺が沈んでいるのですが、 本場のものは写真で見るように和え麺になっています。

もう一つの違いは、日本の麺は鹹水(カンスイ)の入った黄色い麺ですが、本場のものは白っぽいうどんのような麺を使っています。 私の体験では、香港、広州を含む広東省では常識的に日本と同じような鹹水の入った黄色い麺が出てきますが、 その他の地区で普通に出てくるものはこの写真のような鹹水の入らないうどんのような麺です。 これは、麺の故郷と言われる山西省太原でも同じです。




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