小南国 |
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この店の味付けは口味清淡とでも申しましょうか。 いっそうの洗練へと向かう上海の料理店の中でも先陣を切って走っている店の一つであろうことが了解できます。 彩り鮮やかな菜の数々を眺めていると香港の廣東料理がその美しい盛り付けを上海料理から学んだという事実を思い起こさせてくれます。
寧波目魚蛋はイカの卵の白茹でですがちょっと生臭さがあってこの味はもう一つ理解できませんでした。
鳥醋をつけて食べるのですが日本の醤油をつければ案外おいしくいただけたかもしれませんね。
紹興酔鶏は小ぶりの壷の中に酒漬けの鶏がびっしりと詰まっていて酒のつまみにも最適です。 その味は絶品と言ってもよいでしょう。 日本ではよほどのことが無いと鶏の料理を食べない私でもこういったものなら大歓迎です。
川椒子鶏は唐辛子の山の中から鶏肉を穿り出して食べる料理です。 見た目は相当にインパクトがありますが味のほうはそれほどでもありません。
夜開花麺筋炒蕃茄、この手の上海家庭料理のバリエーションは今回あちこちの店で楽しませていただきました。 夏場には暑気をとる夜開花(夕顔:食用の瓢箪)、絲瓜(へちま)、冬瓜、苦瓜のいずれかの入った料理を一品は配したいものです。
蟹粉蛤蜊羹は蟹と貝のスープです。 清淡な口味を持つこの湯はここの小姐のお勧めに従ったものですが悪くないですね。 泡飯は上海おじやで酒を飲んだ後には最適です。
ところで料理のお値段などは・・・。 紹興酔鶏 25元、寧波目魚蛋 35元、川椒子鶏 28元、夜開花麺筋炒蕃茄 18元、蟹粉蛤蜊羹 58元といったところです。
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住所 | 黄河路216号 |
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電話 | 6318-3921 |
営業時間 | |
お勧め料理 | 紹興酔鶏、夜開花麺筋炒蕃茄、蟹粉蛤蜊羹、泡飯など |
取材日時 | 2000年8月7日 |