壇根院食坊 |
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店に到着すると開放前の衣装に肩に毛巾(手ぬぐい)をかけたいなせなあんちゃんたちのお出迎えです。 席に案内されると肩にかけた毛巾でパンと埃を払いってくれます。 更に席につくと手練の技で折りたたまれた菜譜をテーブルの上にひろげ、この店の特色菜について要領良く説明してくれます。
昼一回、夜二回と色々と老北京菜を楽しませて頂きましたがその中でも特に印象に残ったのが濃厚なウオッシュタイプのチーズのような味の炒麻豆腐です。
ご飯にとりあわせて見ましたが相性は今一つです。
どちらかというと可愛い腕輪のような形の焦圏(塩味のドーナッツ状の揚げ物)の方が相性が良いようです。
老北京菜にはクリスプブレッドに相当するようなものが結構ありそうなのでそのうちもっと相性の良いものを見つけて見たいですね。
麻豆腐ついでに豆製品でいくと緑豆ととうもろこしからでんぷんを作ったときの副産物である豆汁も忘れがたい風味を持っています。 麻豆腐でもそうですが他店のものは酸味があるだけで臭みと旨味があまりありませんがここのものはどちらも他店のものとは一味も二味も違います。 特に辣鹹菜を齧りながら豆汁を口に含んだときの感動は忘れることができません。
豚肉に米の粉をまぶしで調理した米粉肉もすばらしいですが、何と言っても絶品は炸醤麺です。 太くて腰のある極上のうどんのような麺とトッピングの具材、炸醤が別々に出てきて自分の好みで調整できるところが嬉しいですね。 特に炸醤は日本のものと違ってまったく甘くないところもとても気に入っています。 夜の最後のしめは炸醤麺で決まりですね。
ところで気になるお値段のほうですが老北京菜は信じられないほど安いです。 しかも夜の観劇の時間帯でも追加料金はいっさいありません。 手元に残っているメモによると豆醤 12元、芥末燉 8元、米粉肉 18元、豌豆黄 8元、焦圏 2元といったところです。
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住所 | 北京市東城区地壇東門街甲1号 100013 |
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電話 | 010-6428-3358 |
営業時間 | 11:00〜14:00,17:30〜22:00 |
お勧め料理 | 炒麻豆腐、米粉肉、豆汁、炸醤麺など |
取材日時 | 2000年4月29日昼と夜、30日夜 |