18.革新のフライングアーム!
(1999.01.吉日 購入)
飛ぶベイトリールがもうひとつ欲しい!
ほんの思いつきだった・・・。
メインのTD−XVとサブ機の落差がすごすぎて、タックルを持ち替えた瞬間にテンションが下がる。
ピナクルビジョンは飛ばないし、トライフォースも爽快感に欠ける上にメンテナンス性がすこぶる悪い。
そんなところにバリウス登場! CM
イクシオーネと同じ、遠心力ブレーキのくせに外部ダイヤルで調整できる革新のメカニズム。
アルミダイキャストシャシーにチタンカバー。
そしてデザイン、ホレた!
そんで、買った!
「RYOBI:VARIUS
F300」

ギヤ比 |
: 5.8 |
自 重 |
: 270g |
糸巻量 |
: 12lb・100m |
ドラグ耐力 |
: 5kg |
ボールベアリング |
: 5個 |
アウトドアワールドで、¥31,600。
金券バックとクジ引きで、2,400円の金券ゲット!
同じフライングアームブレーキならイクシオーネの方が安いんだけど、デザインにやられた・・・。
でも、すぐに小型でシャロースプールの「F200」は出るわ「スペクトル」は出るわで、ちょっと買うのが早かった〜!
どんなロッドにもよく似合い、そしてよく飛ぶ、コレ最高!
シャフトレス、超超ジュラルミンスプール、フライングアームブレーキが遠投性能を高めている。
このブレーキ音は遠心の中でも一番スキ。
巻き心地はシマノには及ばないが、ごく普通の巻き上げ感。
ソルトでも使えるが、防錆ベアリングじゃないので、しっかりメンテ要。
リョービが言うところの「スクランブルクラッチ」っヤツが妙に指に当たる。
キャストの瞬間、無意識に指がクラッチを戻してしまい「ギャギャギャー!」と鳴っちまったりするので、慣れが必要。
外部ダイヤルでのブレーキ調整はとっても便利なのだが、3クリック目と4クリック目のブレーキ力に差がありすぎ・・・。
バイブレーションやヘビキャロを投げる場合、4クリだと飛ばない、3クリだとバックラぎみ、という状態に陥る。
そこで、フライングアームをバラして4個から2個にすると劇的に改善、5〜7あたりでいい感じの微調整ができる。
但し、ブレーキMaxでもバズベイトはバックラしちゃう・・・。
ボディーがちょっと大きすぎてパーミング性悪し。
F200クラスが良いと思われ・・・。
ハートランドZ系やバトラーのエアコンセプトグリップにはボディーが干渉して載らず。
グリップを削って強引に載せるしかない・・・。
− 追記 (2024) −
遠心ブレーキなのに8段階の外部ダイヤルで調整できる夢のシステム、フライングアームブレーキ。
シマノのSVSインフィニティより10年以上も前に登場したリョウビの野心的技術である。
その他にもマグネットと遠心を併用したキャスプロメタルライトとか、この頃のリョービのやる気は異常に高かったねぇ。
ところで、
ハートランドZにシマノリール載らない問題は有名だが、このバリウスもリールシートの幅広部分がボディーと干渉する。
パーミング性を少しでも良くするために、リールフットと本体を近付け過ぎたのも一因だが、ハートランドのリールシートが太すぎるのが根本原因だ。
そのため、ダイワの小型リールなんてギリギリ干渉しないようフレームに切り欠き入ってるもんなぁ。
結局、このバリウスも手元になく、どこに行ったかまったく記憶にない。
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