10.ピナクルの響きに・・・

(1997.06.吉日 購入)

安物買いのなんとやら・・・。

ダイクマベイトがすぐ壊れたちゃったので、今度はちょっといいものを購入することにした。

予算1万円程度で考えていたら、上州屋の広告に「ピナクルビジョン11,800円」の文字が・・・。

当時としては安かったし、「ピナクルビジョン」という響きになんとなく惹かれて購入。

Silster:Pinnacle VISION VS10
ギヤ比 : 5.3
自 重 : 290g
糸巻量 : 12lb・128m
ボールベアリング : 4個

安物とは違い、バックラッシュしないしガタツキも少なくスムーズであった。

でも、遠心ブレーキの調整に分解を要することや、軽いルアーに合ったブレーキ調整が難しいことなど、遠心ブレーキの弱点が目立ち始めました。

最大の難点は、遠投命の丹沢湖においてスプールが重い上に深溝スプールであることだ。

キャスト時の立ち上がりがすこぶる悪いのである。

とりあえず、スポンジテープを巻いて浅溝化したら飛ぶようになりましたが、やっぱり安物の部類だったようです。

しばらくラインマーキーとして活躍した後、アニキに引き取られて行きました。 (ドナドナド〜ナ〜♪ ドナ・サマ〜♪)

まあ、4ひき釣れたから迷わず成仏してください。

− 追記 (2007) −

台風が接近する中、泥流渦巻く世附でスピナベを投げまくってたのを思い出す。

スピナベが全然飛ばなくて、思いっきり投げたら「プチン!」とか言って・・・、「うわっ、こんなに飛ぶんだぁ! リールの抵抗がないと・・・」。

その後、師匠のTD−Xが桁違いに飛ぶのを目の当たりにし、くそリールに見切りをつけ、高級リール路線に移るハズだったのだが・・・。

− 追記 (2024) −

たしか、ブレーキが4個仕様だったと思う。

ウエイトを2個にすると通常使用には十分なのだが、ウエイトを削って遠投仕様にして遊んでた。

しかし、TD-Xとの差があまりにも歴然で、新規に高性能リールを買うか買わないか、3万円を出すか出さないかで当時相当悩んでたんだ。