コーヒー生産者と消費者による環境保全と国際協力
中村 隆市
(株)ウィンドファーム
国際有機コーヒーフォーラム日本だけでなく世界各地で日々、農薬や有害化学物質などによる環境汚染や「開発」の名の下に自然破壊が進行しています。特に、コーヒー生産国である多くの「発展途上国」では「先進国」で禁止されている毒性の強い農薬や環境ホルモンとして疑われている農薬の使用が問題視されていないだけでなく、農薬に毒性があることすら一般の農民はほとんど知らされていません。IOCU(国際消費者機構)によれば、年間およそ300万人が入院を要するような農薬中毒にかかっており、死者は数万人といわれています。こうした状況の中で、南米にて有機農業や環境保護に取り組む生産者や研究者、市長などがこの11月、福岡に集まります。この機会に、「南の生産者」と「北の消費者」「北の生産者」が話し合い、協力しあって、これ以上環境汚染、環境破壊を進めないための方策を探りたいと思います。このフォーラムが、ささやかでも環境保護の推進に役立てば幸いです。
プログラム
1.事例報告
■コロンビア・リサラルダ州の環境保護、有機農業推進事業(35分)
・報告者・・・ラモン所長
・解説・・・宮坂四郎
■エクアドル・自然破壊をしない有機農業による地域開発 (35分)
・報告者・・・アウキ市長、ルイス・トレス
・解説・・・原後雄太
■ブラジル・一つの有機農場の実践が地域を変えていく(30分)
・報告者・・・アイルトン、ペドロ、クラウジオ
・解説・・・中村隆市2.日本人からのメッセージ (20分)
3.会場参加者との意見交換 (15分)
4.出席者からのコメント(10分)
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