●バイケイソウ | ●ハシリドコロ | ●麦角 |
●反魂樹 |
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<全草> 症状:食後10〜30分でめまいしびれなどの症状が出始める。脈拍の異常な低下、下痢・嘔吐、悪寒、意識不明。 |
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<全草> 症状:嘔吐、手足の痙攣、こん睡、呼吸停止にまでなることがある。山菜とまちがえて食べると幻覚症状をおこし、走りまわることからこの名がついた。 |
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![]() 麦についた 黒い角が 麦角菌の菌核 |
アントニウス:251年頃、エジプトに生まれた聖人。『修道生活の父』と呼ばれる。シンボルはT字形の“エジプト十字架” 裕福な家に生まれるが、両親の死後、財産をすべて貧者にほどこして、祈りと瞑想の禁欲生活にはいる。その生活のなかで精神、肉体上の激しい誘惑を受ける。(悪魔からの誘惑のことで、ひどい暴力を受けたり天空に運びあげられておびやかされたり、女性の姿で誘惑をされたりする=「アントニウスの誘惑」) そしてついにそれに打ち勝った。この「アントニウスの誘惑」は15、6世紀の画家たちに好んで主題とされた。 麦角中毒による苦しみがこのアントニウスの受けた苦しみ(=業火)といっしょであるということから中世ヨーロッパで流行した麦角中毒が『アントニウスの業火』と呼ばれるようになった。 |
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<全草、菌核のついた穀類> 症状:この菌がついたままで小麦を製粉、それをパン等で口にしたために、11〜17世紀のヨーロッパでは麦角中毒が大流行した。流産、手足の壊疽(生きながら痛みもなく四肢が腐っていくという状態、やがて死に至る) 日本でも岩手県で牛が死ぬ事故が起きた。 LSD:人間史上最も強烈な幻覚剤。わずか1/10000gで半日幻想の世界にひたることができる。この麦角菌から分離されたリゼルグ酸ジエチルアミドのことある。 |
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麦角菌と漢方薬でお馴染みのキノコ、冬中夏草は同じ菌らしい。 へええ。 ![]() |
![]() 西域にに育つ樹。形状は楓、柏のようで、花や葉の香りは百里まで匂う。 |
隣に住む浪人・島田重三に「反魂香というものを焚いて、死んだはずの妻・高尾太夫に毎晩逢っている」と聞かされた長屋の八っつあん、ほんとうかどうかここでやってみせろと迫る。 重三「いや、これは尊い香であるからむやみにくべることはできません」 (ドロドロの太鼓、ネトリの笛、すぐに幽霊三重の三味線になって高尾の霊が姿を表す) 重三「ヤ、そちゃ女房の高尾じゃないか」 (ドロドロの太鼓、しだいに消えていく) 重三「どうだ、八五郎殿、ごらんになったか」 古典落語大系4巻「反魂香」 |
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