9月のレモングラス

今年はムシムシした日が続いたのでレモングラスは元気いっぱいです。

「これなあに? あんた雑草を育ててるのお?」
「空き地からわざわざ雑草を掘ってきたわけ?」
「これ、なにか役に立つの? 民間療法かなんか?」

半分あきれ、半分ばかにしたような口ぶりの友人たち。その友人たちの鼻の下に、レモングラスの長い葉っぱを途中でパキッと折り、その折り目のところをもっていく。
「ほら。匂いがするでしょ。」

そうすると、口々にやかましかったのがぴたっとやむ。
「あらあ。。。。。。」

本物のレモンより鮮烈なレモンの香りに驚き、感動までしてしまうらしい。 そう、なんでも見かけで判断しちゃだめよん。。。。とはいえ、無理からぬ話ではある。
御近所のレモングラスを知らない人には、雑草を育ててる変人だと思われてるかもね。

空き地の雑草

家のレモングラス

 レモングラスはイネ科の植物。もともとインドネシアなどに自生しているそうです。姿はすすきのような雑草風なのに、葉っぱを傷つけるとつよいレモンの香りがする不思議さ。高温多湿が好きで、日本でも環境が整えばぼさぼさの大株に育ちます。有名な酸っぱくて辛いタイのスープ、トムヤムクンにもかかせないハーブだそうです。我が家ではこの夏4回収穫しましたが、9月でもまだぼさぼさしています。

 冬越しは、上部の葉っぱを根元から10センチほどに切り詰め(ちょうど稲刈りあとの株のような状態にする)、部屋や温室、もしくはビニール袋でおおう、発泡スチロール箱にいれるかして、寒風にさらさないようにします。

 我が家のは、もう3度冬を越していますのでけっこう丈夫。発泡スチロールの鉢にしているからでしょうか、切り詰めた状態のまま、風のあたらない玄関先か、唯一日当たりのいいぬれ縁に置いておけば外でもきちんと越冬してくれます。この辺では11月の連休までにこの作業をします。(冬の間は成長しませんので、この間の水遣りはほとんどいりません。肥料ももちろん無し、です)

 ということで、9月10月は切り詰めて収穫した葉っぱを思う存分利用する最終の時期なのです。      

利用法(よくやる順)

入浴剤

入浴にハーブを使うのはいいけど、後の掃除がねえ、というときのために、洗濯用のネットはいかがでしょうか。目のつんだネット(100円ショップにあります)をハーブ専用にして、中にハーブをいれてから、それをお風呂にいれます。排水溝につまったり、浴槽を変色した葉っぱで汚すこともないですよ。

よく使うのは『レモングラス』単独ですが、このようにセージと一緒につかうと、殺菌効果もたかいような気がします。 気分をリフレッシュしたいときには、『レモングラス+ローズマリー』で。


ハーブティ(おすすめ)

イライラ解消、女性のためのティ(と、勝手にきめたけど、別に男性が飲んでももちろん害はないです)

右から レモングラス
ワイルドストロベリーの葉
レモンバーム

芳香剤

レモングラスは葉よりさらに根元が香りが強いので、根元のほうをまとめてしばり、それを部屋に吊るします。
 ただ、生のものを吊るす時、ひもでしばると、だんだん乾燥してきて縮み、吊るしておいたものがみんなばらばら落ちてしまいますので、輪ゴムをつかうといいです。その上からリボンなどで飾りましょう。夏の蒸し暑い時はとくにさわやかです。ハエよけにもなるそうです。
 

 カサカサになって香りが薄くなったら、すてないで入浴剤としてお風呂にいれてください。 でもさすがにお茶にするのはやめたほうがいいと思います。ははは。


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