わ〜たくし、直翅目昆虫、
早い話が、『バッタの仲間』なのでございます〜。



こちらはショウリョウバッタ
(体長約10センチ)


こちらはオンブバッタ
(体長約4センチ)

両者、確かに似ておりますが違うものでございますので、どーぞお見知りおきくださいますよう、お願い申し上げる次第でございます。

ちなみに“オンブバッタ”でなくても私どもの仲間はほとんどオンブをいたします。いえオンブなどという優雅なものではございませぬ。逃げられないように気に入った女性をがっちり背後から捕まえているだけでございます。(^^ゞ


えー、唐突にお聞きいたしますが、
みなさまは、“好きな食べ物”と“そうでもない食べ物”があったバヤイ、どちらを先にお食べになりますでしょうか?

わ〜たくしは“好きな食べ物”からいくタイプでございまして、それはちょーど、ブドウパンをほじくってレーズンだけいただいてしまうがごとき・・・。


バジル


セージ


ブドウパン、、ん?

  

え? 「あんたらはイネ科とかキク科を好んで食べるんじゃないのか?」ですって?

な〜にを申されますやら。
世の中こーんなにおいしいものがあふれ返っておりますのに、何が悲しゅうて「イネ科だけ、キク科だけ」に食べるものを限らねばならんのでしょうか。
はいはい、わ〜たくしども、お庭にありますものならなんでもかんでもいただきますんでございます。いわゆる『ざ・つ・しょ・く(雑食)』でございます。

いま「るうさま」のお庭におきまして、いっちばんおいしいものはなんといいましても バジル でしょう。それから今年は 丸葉朝顔 とか、オレガノ とか セージ とか レモンバーム とか。
あああ。じゅるじゅるよだれが出てまいりますな。
食いますぞ〜食いまくりますぞ〜。

「るうさま」のお庭はこの時期手が入らず、雑草がぼさぼさはえまくっておりますもので、それはわ〜たくしどもには実に好都合。うふふっふ、でございます。近所の空き地からどんどんなだれ込んでくるのでございます。
どうぞ、このまま〜、刈らずにおいてね〜♪

*声をひそめて*
それから 内緒ですが、実はわたくしども、肉も喰らいますんです。ひそひそ。

昔のことになりますが、同じ仲間のコオロギさんとかスズムシさんとか、「るうさま」につかまってしまいまして、せまーい檻にいれられてしまったんです〜。
しかし、食べ物はなすだのきゅうりだのしかもらえなかったもので、
スズムシさんたちは「肉がくいてー、肉がくいてー」と、
怨みのあまりついに共食いをはじめてしまったんでございますよー。
その檻にせめて「かつぶし」だの「にぼし」だのがはいっていればこんな悲惨なことにはならなかったと思うと・・・。
涙なしには語れぬ話でございます。*さめざめ*


 わ〜たくしども、冬は卵で越冬いたしますので、この秋は結婚&出産準備でおおわらわでございます。も〜必死でございます。
なれども、必死なのは私どもばかりでなく、カマキリ夫人 黒蜥蜴 も冬に備えまして状況は変わりございません。私どもを食べようと目を光らせていらっしゃいます。
しだがってこの方々の魔手からいかに逃れるかが大変なのでございますー。どーにかしていただきたいのでございますぅぅ。
カマキリの卵を付いている枝ごと野原からもってきて庭に突き刺しておく、なんてことは断じてやめていただきたいのでございますぅぅ。

んが、さらに恐怖なのが・・・。

「るうおばちゃーん!」
「こっち、こっち。大きいのがいるよ〜」
「わーい、わ、ほんと、でっけ〜! でけえなあ〜!」


怪獣『ムシトリコゾウズ』の襲撃


無理矢理カマキリと戦わせている(^-^;

わたくしどもの命を脅かすのはこの怪獣『ムシトリコゾウズ』でございます。この怪獣はわ〜たくしどもの仲間に異常な興味をお持ちになるようでございます。
で、こういう怪獣を背後で操るのが「るうさま」で。ほんにひどいお方でございます。*さめざめ*

ま、いちおうキャッチアンドリリースではございますが、ほとんどのバヤイ、元の場所に戻してはいただけません。新しい場所で生きていくのはなかなかに辛いものがありまして・・・。*さめざめ* 





なんか文句あるんですかっ!」
  
  

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