木次線・亀嵩(砂の器/松本清張)



砂の器/松本清張

「砂の器」は松本清張の原作だが、映画の「砂の器」(松竹・橋本プロ制作)は原作を超える素晴らしい作品であった。この映画は1975年の公開で、脚本は橋本忍と山田洋次の合作、監督は野村芳太郎、音楽は芥川也寸志というような、松竹映画と橋本プロの総力を結集した力作だった。

鉄道ファンの眼から見ると、映画の舞台となった島根県の超ローカル線である木次(きすき)線を大型蒸気機関車・D51が走っていたり、刑事役の丹波哲郎と森田健作を乗せた「急行・鳥海」は客車の設定なのに、車内の雰囲気が電車に変わったりするのが気になったが、今見直しても優れた作品だと思う。

さて、「砂の器」の舞台となった亀嵩(かめだけ)駅は、駅長(駅の管理を任されている人?)が自らソバを打つことでも有名で、クルマで立ち寄る人が多い。
また、現在はこの写真の車両ではなく新型のディーゼルカーに変わっている。